ソウル各地でメーデー集会　労組二大組織は１４万人参加へ

【ソウル聯合ニュース】メーデーの１日、韓国・ソウル市内の各地で労組の二大全国組織をはじめとする労働者団体が大規模集会を開く。

全国民主労働組合総連盟（民主労総）は同日午後、東和免税店前で「世界労働節大会」を開き、７月のゼネスト闘争を宣言する。集会後は大統領執務室、ソウル地方雇用労働庁、憲法裁判所の３方向に向かってそれぞれ行進する計画だ。

　韓国労働組合総連盟（韓国労総）も最低賃金の引き上げなどを求め、汝矣大路で約５万人が集まる「全国労働者大会」を開催する。

　公務員労働組合総連盟は「勤労（労働）基準法の適用を受けられない公務員はメーデーも出勤しなければならず、差別を受けている」として国会前で決起大会を開く。

　出前アプリ大手「配達の民族」の配達員らは同社の本社前で集会を開き、９年間凍結されている基本配達料を３０００ウォン（約３０６円）から４０００ウォンに引き上げるよう要求する。

　障害者団体「全国障害者差別撤廃連帯」もソウル市庁の東側で集会を開く計画だ。

　警察は民主労総と韓国労総の集会に計１４万人が参加すると見込んでおり、１７０の部隊を現場に配置する。届け出済みの集会や行進の実施は保障する一方、違法行為には厳正に対応する方針だ。