尹大統領支持率が３割回復 ４ポイント上昇の31％

世論調査会社の韓国ギャラップが２１日に発表した調査結果によると、尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領の支持率は前週より４ポイント上昇の３１％、不支持率は５ポイント下落の６０％だった。

支持率は昨年１１月第３週に２９％を記録して以降は３０％台を維持し、前週の調査で２７％と約５カ月ぶりに２０％台に落ち込んだが、再び３０％台を回復した。

支持する理由としては「外交」（１２％）、「労働組合への対応」（８％）、「全般的によくやっている」（７％）、「決断力・推進力・粘り強さ」（６％）、「国防・安全保障」（４％）などが挙がった。

支持しない理由は「外交」（３２％）が最も多く、「経済・国民生活・物価」（８％）、「対日関係・強制動員賠償問題」「全般的によくやっていない」「コミュニケーション不足」（それぞれ６％）、「経験・資質不足、無能」（５％）、「独断的・一方的」（４％）と続いた。

韓国ギャラップは、支持する理由と支持しない理由のいずれも２カ月にわたり外交関係が最多で、日本に関する言及は次第に減っていると分析した。

一方、政党支持率は保守系与党「国民の力」が前週から１ポイント上昇の３２％、革新系最大野党「共に民主党」は４ポイント下落の３２％で並んだ。共に民主党の支持率下落には、２０２１年の党大会で代表に選出された宋永吉（ソン・ヨンギル）氏陣営の関係者らが宋氏の当選のため違法な資金を同党の国会議員らに渡したとされる疑惑が影響したとみられる。

革新系野党「正義党」は４％、支持政党がない無党派は３１％だった。　　

調査は１８～２０日に全国の１８歳以上の１００３人を対象に実施された。