インフル患者が再び増加　マスク義務解除など影響＝韓国

【ソウル聯合ニュース】４月に入り、韓国でインフルエンザ患者が増えている。３月初めに新学期が始まり、同月２０日には公共交通機関で新型コロナウイルス対策のマスク着用義務が解除されたことが影響したとみられる。

疾病管理庁の資料によると、４月２～８日の週に外来患者１０００人当たり、インフルエンザが疑われる症状のある患者は１５．２人で、前週（１４．５人）に比べ０．７人増加した。今季の流行基準（４．９人）の３倍を超える。

　外来患者１０００人当たりインフルエンザが疑われる症状のある患者は昨年最終週に６０．７人に上った後、下落傾向を見せ、２月１９～２５日は１１．６人に低下していた。だが３月半ばからは上昇が続く。

　近ごろ朝晩と昼間の気温差が大きく、鼻水やせきなどの症状が出る急性呼吸器感染症の患者数も増えている。入院患者数は４月２～８日に２１２２人と、３月５～１１日（９７３人）の２．２倍に増えた。

　政府は予防のために手洗いや換気、せきエチケットなどを呼び掛けている。