日本大衆文化の開放25年 韓日交流プロジェクト推進=韓国

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韓国文化体育観光部は19日、韓日両国の文化交流・協力促進プロジェクト「韓日未来文化同行」を立ち上げ、多様な分野別の事業を推進する計画を発表した。

1998年の「韓日共同宣言」を機に本格化した韓国での日本大衆文化の開放から25年、2003年に日本で韓国ドラマ「冬のソナタ」が放送されたのを機に韓流ブームが巻き起こってから20年を記念し、日本でのK(韓国)カルチャーのすそ野をさらに広げ、両国のMZ世代(1980~2000年代生まれ)間の交流・協力事業を支援する。

文化体育観光部の調査によるとKコンテンツの21年の対日輸出額は日本コンテンツ輸入額の14倍に達した。また、日本は世界3位のコンテンツ市場であり、対日輸出額はKコンテンツ輸出額全体の15.4%を占める重要な文化協力国だ。

最近では韓国ドラマ「ザ・グローリー ~輝かしき復讐~」がネットフリックスで日本をはじめ世界ランキングでも1位を獲得し、韓国人気グループBTS(防弾少年団)が日本ゴールドディスク大賞で4冠に輝いた。一方、韓国では日本のアニメ映画「THE FIRST SLAM DUNK」「すずめの戸締まり」が大ヒットするなど、双方の文化コンテンツが互いに人気を集めている。

文化体育観光部は先ごろの韓日首脳会談の成果を拡大するため、MZ世代の交流をはじめ文化・スポーツ・観光分野での協力のすそ野を広げていく。

今月21日には同部の青年諮問団が、新型コロナウイルス感染拡大以降、初めて修学旅行で韓国を訪れる熊本県の高校生たちを歓迎する行事を開く。

また、韓日の文化相による「シャトル外交」を4月の開催を目標に推進する。政府と民間の多様な文化・スポーツ・観光分野の交流、協力事業に関する協議を進める計画だ。

5月には韓国の漫画やウェブトゥーン(縦読み漫画)を紹介する「K―comics in Japan」、10月にはK―POPショーケース「Korea Spotlight」を日本で開催する。

2023~24年の「韓国訪問の年」に合わせ、両国の観光交流の回復も加速させる。文化体育観光部は韓国観光をPRする「K観光ロードショー」を4月に東京、大阪、福岡、広島、名古屋の5都市で開催する。

朴普均(パク・ボギュン)文化体育観光部長官は、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の訪日成果を拡大する「韓日未来文化同行」は韓日共同宣言の精神を継承、発展させるプロジェクトだと説明。世界から喝采を浴びる韓国とコンテンツ大国の日本が共に相乗効果を得られるようにするとの展望を示している。
COPYRIGHTⓒ YONHAP NEWS  2023年03月19日 16:15
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