公共交通機関でのマスク着用義務解除へ 来週発表＝韓国政府

韓国政府は９日、新型コロナウイルス対策として求めてきた公共交通機関でのマスク着用義務を解除する方針を推進していると発表した。

中央防疫対策本部はこの日、１月３０日に交通機関など一部施設を除く屋内でのマスク着用義務を解除してから約１カ月間の防疫状況を基に専門家と検討し、中央災難（災害）安全対策本部の議論を経て来週結果を発表する予定だと説明した。

今月７日に開かれた国家感染症危機対応諮問委員会の会議で公共交通機関でのマスク着用義務解除について意見を求めたところ、多くの専門家が肯定的だったという。

政府は新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いているとみて、公共交通機関・医療機関でのマスク着用義務や感染者に対する７日間の隔離義務など防疫規制を緩和するための議論を進めている。

新学期開始の影響を見極めた上で憂慮すべき変化がなければ、残りのマスク着用義務も自主性に委ねることができるとの見方が出ている。

諮問委員会の関係者は「屋内でのマスク着用義務を解除しても、多くの国民が実際には（マスクを）着用して生活しているため、公共交通機関や医療機関まで一気に解除しても無理がないとの意見も少なくなかった」と説明した。