「ソウルBTSツアーリスト」美術館から食堂、カフェまで(２)

ソウル路７０１７（中区）

ＢＴＳはソウル市名誉観光広報大使として２０１７年から毎年広報映像に参加してきた。ソウルの名所や文化、食べ物などを紹介するコンセプトだ。２０１７年の「ソウルライフ」映像とソウルテーマ曲『Ｗｉｔｈ　Ｓｏｕｌ』のミュージックビデオの主な撮影地が「ソウル路７０１７」だ。旧ソウル駅の高架道路を改装した公園で、ソウル駅と崇礼門（スンレムン）を眺める眺望のおかげで外国人もよく訪れる。夕焼けと景観照明が調和する夕日を狙えば、素敵な写真を撮影することができる。　最近、夜間照明が紫色に変わり、ＡＲＭＹのためのフォトスポットとして口コミで広がっている。

ワールドカップ大橋（麻浦）

昨年９月に開通したワールドカップ大橋は、いわゆる「ＢＴＳ大橋」と呼ばれている。ビルボードチャートのトップに上った『Ｂｕｔｔｅｒ』のライブ舞台が繰り広げられた場所だ。ＢＴＳは漢江（ハンガン）の夜景を見渡せるがらんとした道路の上で絵のような舞台を披露した。この公演は昨年７月『ザ・トゥナイト・ショー』を通じて公開されたが、ユーチューブで２０００万件以上の再生回数を記録した。麻浦区上岩洞（マポグ・サンアムドン）と永登浦区楊平洞（ヨンドゥンポグ・ヤンピョンドン）をつなぐワールドカップ大橋は、実際にも夜景が美しい場所だ。日が暮れると色とりどりの照明が大橋を照らすが、望遠（マンウォン）漢江公園一帯とワールドカップ公園内のハヌル公園が橋を鑑賞するのに良い場所だ。

峨嵯山（広津区）

「峨嵯山のコジリ（汚い人）」という言葉を聞いたことがあるだろうか。ＢＴＳ独自製作ウェブバラエティ番組『Ｒｕｎ　ＢＴＳ』でＶが罰ゲームとして峨嵯山（アチャサン、２８５メートル）を登って得たニックネームだ。放送後、真冬の峨嵯山の日の出登山は、ＡＲＭＹの間で一種のバケットリストになったという。峨嵯山は道が険しくなく、１時間で十分に頂上に着くことができる。それほど苦労せずに傑出した頂上の写真を手に入れることができ、気軽に登る人々に人気満点だ。中間地点に「高句麗亭」という名前の八角亭がある。八角亭前のノロク岩は峨嵯山で最も眺めの良い場所に通じる。ここでＶとＲＭがソウル都心と日の出の壮観を眺めながらトッククを食べたという。

漢江公園

漢江市民公園のいたるところにいわゆる「ＢＴＳの森」が隠れている。気候危機に対応するレベルで、ＡＲＭＹが各自好きなメンバーの名前で木を植えて育てた森だ。例えば、蚕室（チャムシル）漢江公園にはテヒョンの森（Ｖ）、二村（イチョン）漢江公園にはジョングクの森、蚕院（チャムウォン）漢江公園にはジミンの森がある。規模としては蚕室漢江公園の時計塔の前にあるＲＭの森が一番大きい。２０１９年、ファン２５０人とソウル環境連合が共同でＲＭの２６回目の誕生日を記念して、シモツケ１２５０本を植えた。先月つくられた汝矣島（ヨイド）漢江公園の森が一番ホットな新商品だ。ソウル環境連合やポータル地図でメンバー別の森の位置を確認することができる。

ソウルの森（城東）

聖水洞（ソンスドン）にあるソウルの森もＡＲＭＹなら必ず訪れる聖地だ。ＢＴＳメンバーの名前と歌詞を付けた「ＢＴＳベンチ」がソウルの森のいたるところに隠れているためだ。漢江市民公園のＢＴＳの森のように、ＢＴＳベンチもファンの自発的な寄付で作られた空間だ。例えば、スケート広場の前にある「ユンギのベンチ（ＳＵＧＡ）」には彼が歌った歌詞「どうか私に時々寄りかかって休んでほしい」という文章が貼られている。誕生日やデビュー日のような記念日に各自好きなメンバーのベンチを訪ねてプレゼントやグッズを置き、認証ショットを撮影するＡＲＭＹが多い。各ベンチが適当な距離を置いて離れており、宝探しのように歩きながら森を楽しむことができる。