11月の釜山花火祭り 無期限延期に＝ソウル雑踏事故受け

韓国南部の釜山市は３１日、同市の広安里海水浴場で１１月５日に開催を予定していた釜山花火祭りを無期限延期すると発表した。

ソウルの繁華街・梨泰院で２９日夜に起きた雑踏事故で国家哀悼期間に入ったことを受け、釜山市はこの日午前に緊急対策会議を開いてこのように決定した。

同市は花火祭りに１００万人以上が集まると予想して公務員、警察官、警備員、海兵戦友会など約３７００人を主要駅などに配置する対策を講じていたが、開催日が国家哀悼期間であることを考慮して無期限の延期を決めたと説明した。　

市は今後の推移を見守りながら花火祭りの開催是非を決める予定だ。

朴亨埈（パク・ヒョンジュン）釜山市長は「今回の事故（の死者）に深い哀悼の意を表し、負傷者の早期回復を祈る」と述べ、祭りの無期限延期について市民の理解と協力を呼びかけた。