ＢＴＳ公演へ釜山市が交通対策　列車や日本との旅客機など増便

【釜山聯合ニュース】韓国の釜山市は４日、人気男性グループのＢＴＳ（防弾少年団）が釜山アジアド主競技場で１５日に開く２０３０年国際博覧会（万博）の釜山誘致を願う無料コンサートに備え、交通総合対策を策定したと発表した。

当日は 高速鉄道のＫＴＸの上下線を２本、ＳＲＴの上下線を１本、それぞれ増便するほか、釜山金海軽電鉄も本数を増やす。

　ソウル郊外の仁川国際空港と釜山の金海国際空港を結ぶ国際線乗り換えのための国内便を１日２回運航し、釜山と日本を結ぶ旅客機は週３～７往復追加で運航する予定だ。

　釜山の市街地と金海空港をつなぐ３０７番空港バスはコンサート会場経由に路線を変更し、６台増車する。

　釜山都市鉄道（地下鉄）１～４号線をいずれも５０本増便し、会場を経由する市内バスやコミュニティーバス３４台を増車する計画だ。

　また、ＢＴＳコンサートのライブ中継を行う釜山港北港と海雲台海水浴場を経由する都市鉄道１、２号線と市内バスも運行本数を増やす。

　車で釜山に入る観客に対しては、高速道路の料金所に近い公営・臨時駐車場に駐車し、都市鉄道などで会場に向かうよう誘導する計画だ。

　市はコンサートが始まるまでアジアド主競技場周辺にドローン（小型無人機）を飛ばし、半径１．５キロの交通状況を動画投稿サイト「ユーチューブ」でライブ配信する。