【Ｋエンター】第２世代「少女時代」から第４世代「ＩＶＥ」まで…Ｋ－ＰＯＰガールズグループの夏大戦

少女時代（ＳＭ）、ＴＷＩＣＥ（ＪＹＰ）、ＢＬＡＣＫＰＩＮＫ（ＹＧ）。韓国エンター３社の看板ガールズグループが個別活動をたたんで相次ぎ「グループ」として戻ってくる。ＨＹＢＥは新人ガールズグループＮｅｗＪｅａｎｓをデビューさせ、第４世代ガールズグループＩＶＥ（ＳＴＡＲＳＨＩＰエンターテインメント）も新アルバムを準備中だ。夏シーズンを迎えたＫ－ＰＯＰ業界で激しいガールズグループ戦争が始まった。

少女時代は５日、７ｔｈアルバム『ＦＯＲＥＶＥＲ　１』を発表した。６ｔｈアルバム『Ｈｏｌｉｄａｙ　Ｎｉｇｈｔ』以降５年ぶりだ。２００７年８月『Ｉｎｔｏ　Ｔｈｅ　Ｎｅｗ　Ｗｏｒｌｄ』でデビューした少女時代は１５周年を迎えて「最長寿ガールズグループ」のタイトルを手に入れた。

今回のアルバムは各自違う所属事務所で活動しながら実現したということから意味がある。少女時代は『Ｋｉｓｓｉｎｇ　Ｙｏｕ』『Ｇｅｅ』『Ｇｅｎｉｅ』などヒット曲を相次ぎ出した代表的な第２世代ガールズグループだが、当時はガールズグループは収益性が落ちるという判断でメンバーの再契約が難しいという見方もあった。実際に、２０１７年スヨン、ソヒョン、ティファニーはＳＭを離れ、残りの５人のメンバーはＳＭに残った。各自所属した事務所は違っても依然として少女時代として活動したいという意志が大きかったため、今回の作業が可能だった。メンバーのユリは５日カムバック記者会見で「各自活動しているが、メンバーと皆で疎通しているから少女時代を続けていきたいという意志も同じだった」とし、「そうした点でメンバーらと団結できたのではないか考える」と語った。テヨンも「少女時代がとても大事で守りたいという目的が同じだったから、この瞬間まで来ることができたと考える」としてチームへの格別の愛情を表わした。

第３世代の代表的なガールズグループＴＷＩＣＥ（トゥワイス）は２６日カムバックする。先月メンバー全員が再契約に成功したＴＷＩＣＥはメンバーナヨンの初めてのソロ活動を終え、グループとしてカムバックしてデビュー８年目にも旺盛な活動が予想される。ＴＷＩＣＥが「魔の７年目」を乗り越えた背景には世界市場の反応が一役買った。ＴＷＩＣＥは韓国と日本でアルバム累積販売量１０００万枚突破、外国アーティスト史上最短期間で東京ドーム入り、３枚目のアルバムで米国ビルボードのメインアルバムチャート「ビルボード２００」の３位達成など目につく記録を立てた。同時に、今年初めに進めた北米ツアーでＫ－ＰＯＰガールズグループでは初めて北米スタジアム（５万席以上）公演を開いた。

ＢＬＡＣＫＰＩＮＫは１９日新曲『Ｐｉｎｋ　Ｖｅｎｏｍ』を公開する。ジェニー・ジス・ロゼ・リサなどメンバーが活発な個別活動に臨んできたが、グループとしての新曲は１年１０カ月ぶりだ。ＹＧ側は「歴代最高の製作費が投入された２つの新曲ミュージックビデオを公開する」と明らかにした。ＢＬＡＣＫＰＩＮＫは２０２０年１ｓｔアルバム『ＴＨＥ　ＡＬＢＵＭ』を１３０万枚販売してＫ－ＰＯＰガールズグループ最初に「ミリオンセラー（単一アルバム１００万枚販売）」を達成したうえに、ビルボード２００でＫ－ＰＯＰガールズグループでは最高ランキングにあたる２位を記録した。１９億回再生されたミュージックビデオ『ＤＤＵ－ＤＵ　ＤＤＵ－ＤＵ』をはじめ、計３２編の億台再生回数を記録する映像を保有している。公式ユーチューブチャンネルの登録者数は７６２０万人で、全世界の男女アーティストをあわせて最も多い。

第４世代を代表するＩＶＥも２２日カムバックする。昨年１２月デビューしたＩＶＥは『ＥＬＥＶＥＮ』と『ＬＯＶＥ　ＤＩＶＥ』などを連続ヒットさせ、第４世代ガールズグループとして位置付けられた。二曲はグローバル音源プラットフォーム「スポーティファイ」でそれぞれ１億回再生された。これに先立って、ＨＹＢＥは１日ミン・ヒジン代表が率いるレーベルＡＤＯＲを通じてガールズグループＮｅｗＪｅａｎｓをデビューさせた。ＮｅｗＪｅａｎｓの１ｓｔアルバム『ＮｅｗＪｅａｎｓ』は予約販売３日間で４４万枚の予約注文を記録した。

専門家は再契約に成功したり長続きしたりするガールズグループ事例が作られ、「ガールズグループは収益性が落ちる」という偏見が壊れていると判断した。ＳＫ証券のナム・ヒョジ研究員は「ＴＷＩＣＥ、ＢＬＡＣＫＰＩＮＫ、ａｅｓｐａなど第３・４世代ガールズグループ以降、世界市場でガールズグループの収益性が拡大している」として「今後も世界的なファンダムの拡大、大規模のコンサートツアーにつながるだろう」と見通した。