ソウル観光盛り上げる大型フェス 10日開幕＝フォーミュラＥ最終戦も

韓国のソウル市は４日、大規模な観光フェスティバル「ソウルフェスタ２０２２」（ＳＥＯＵＬ　ＦＥＳＴＡ　２０２２）を１０～１４日に開催すると発表した。期間中は電気自動車（ＥＶ）のレースシリーズ「ＡＢＢ　ＦＩＡフォーミュラＥ世界選手権」今シーズンの第１５戦、第１６戦となる「ソウルＥ－Ｐｒｉｘ」をはじめ、盛りだくさんのイベントが準備されている。

ソウルフェスタの開幕式は１０日午後７時半から蚕室総合運動場のオリンピック主競技場で開かれる。呉世勲（オ・セフン）ソウル市長の開幕あいさつで始まり、ＰＳＹ（サイ）やＲＡＩＮ（ピ）らが出演するＫ―ＰＯＰ公演が約２時間行われる。新型コロナウイルスの感染防止策として、入場者数は会場の収容人数の約半分となる３万５０００人までに制限する。

ソウルＥ－Ｐｒｉｘは１３、１４両日に蚕室総合運動場で開催される。フォーミュラＥの韓国開催は初めての上、今季の王者が決まる最終戦とあって、世界中のモータースポーツファンの耳目を集めると市は期待する。

開幕式とソウルＥ－Ｐｒｉｘのレースおよび表彰式の模様は、６日にリニューアルオープンする市中心部・光化門広場のメディアウオールで生中継される。

ソウルフェスタと連携したイベントとして、１０～３１日に「ソウルショッピングフェスタ」が開催される。百貨店や免税店、電子商取引（ＥＣ）モールなど約２５００の事業者が参加し、最大５０％引きや特典などを提供する計画だ。

ほかにも「漢江フェスティバル」や清渓広場での中小企業製品の展示販売、明洞でのコンテンツ祭りなど、市内各地で催されるイベントがお祭りムードを盛り上げる。詳細はソウルフェスタのホームページ（seoulfesta.com）で確認できる。

ソウル市のチェ・ギョンジュ観光体育局長は「新型コロナの感染拡大以降、３年ぶりとなる対面イベント」とし、「活気を失っていたソウル広場の息を吹き返させるだけでなく、『高品格のグローバル都市・ソウル、グローバルトップ５都市・ソウル』へ再び羽ばたけるよう最善を尽くす」と意気込んだ。