韓国の新規コロナ感染者８万人台に 増加幅鈍化＝重症者は２カ月ぶり高水準

韓国の中央防疫対策本部は２８日、この日午前０時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前０時の時点から８万８３８４人増え、累計１９５３万５２４２人になったと発表した。

新規感染者数は前日に１０万２８５人と４月２０日（１１万１２９１人）以来約３カ月ぶりに１０万人を上回ったが、再び８万人台に減少した。

感染者数は前週比で約２倍増加する状況が続いていたが、このところ増加幅がやや鈍化し、１週間前の２１日（７万１１４５人）の約１．２倍、２週間前の１４日（３万９１７２人）の約２．３倍となっている。

国家数理科学研究所が前日に発表した報告書では、感染者数が３週間後に減少するとの見通しや４週間後に４０万人台に増加するとの予想など研究チームによって予測内容が異なっており、推移を見守る必要がある。

この日の新規感染者のうち海外からの入国者は４２５人で、過去最多となった前日（５３２人）に比べ１０７人少ないものの、過去３番目の高水準を記録した。入国者の隔離免除や国際線旅客便の増便などで、入国者の感染者は６月２４日から１カ月以上１００人を上回っている。

重症者数は前日比１９人増の１９６人で、５月２８日（１９６人）以来約２カ月ぶりの高水準となった。

新たな死者は前日と同じ２５人だった。死者の累計は２万４９５７人。致死率は０．１３％。