ソウル中心部での性的少数者のイベント 市が条件付き承認

韓国のソウル市は１５日、市中心部・ソウル広場での性的少数者のイベント「ソウル・クィア・カルチャー・フェスティバル」の開催を条件付きで承認した。

フェスティバルの組織委員会が６日間（７月１２～１７日）の開催を申請したのに対し、同市公務員や民間人でつくる市民委員会は７月１６日の１日のみの開催とし、体の過度な露出をしないことなどを条件に広場の使用を認めた。

同フェスティバルは２０００年に始まり、１５年からはソウル広場をメイン会場としている。過度な露出が物議を醸したことから、市は１６年以降、主催側による広場使用の可否について市民委の判断を仰いでいる。

これに対し組織委側は１５日に記者会見を開き、「届け出制になっているソウル広場（の使用）を性的少数者のイベントに限って許可制としていることは明白な差別だ」と市を批判した。