３月の失業率３．０％に改善　就業者数は増加幅縮小

【世宗聯合ニュース】韓国の統計庁が１３日発表した雇用動向によると、３月の失業率は３．０％で、前年同月に比べ１．３ポイント改善した。失業者数も８７万３０００人と３４万２０００人減った。一方、就業者数の増加幅はその前の２カ月と比べると縮小した。

　３月の就業者数は２７７５万４０００人で、前年同月比８３万１０００人増えた。１３カ月連続のプラス。だが、増加幅は１００万人を超えた１月（１１３万５０００人）と２月（１０３万７０００人）に比べると２０万人以上少ない。

　新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」流行による感染拡大が影響し、増勢が鈍化した。中でも宿泊・飲食店業（２万人減）と卸・小売業（３万２０００人減）の就業者数は前年同月比マイナスとなった。

　１５歳以上の就業率は６１．４％で、前年同月から１．６ポイント上昇した。統計庁は「雇用の増加傾向が続いている」とする一方で、この先の雇用情勢については「不確実性が高く、少し見守る必要がある」と述べた。