ソウル市の深夜バス　防疫緩和受け１４路線に拡大へ

【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル市は５日、新型コロナウイルスの防疫措置が緩和されたことを受け、午後１１時から翌日午前６時まで運行される深夜バスの路線を拡大すると発表した。現行の９路線から１４路線に増やし、運行台数も７２台から１００台にする。

　新たな５路線のうち１路線は既存の路線を二つに分離して延長したもので、実際には６路線が新設されることになる。

　このうち４路線は１８日から、２路線は５月１日から運行が開始される。

　新設路線の料金は既存路線と同一の２１５０ウォン（約２２０円、交通系ＩＣカード利用時）で、路線間の１時間以内の乗り換えは無料となる。

　今回の運行拡大により、深夜バスの１日当たりの輸送可能乗客数は１万５０００人から２万人に増加する。

　ソウル市は、昨年１１月に新たな防疫体制「段階的な日常生活の回復（ウィズコロナ）」を実施してから深夜バスの１日平均乗客数が６８％増加したことから、今後の防疫措置の緩和で深夜帯の公共交通機関の利用もさらに増えると予想した。