韓国の高校３年生ら１７００人、防疫パス効力停止仮処分申請

高校３年生を含む市民１７００人が防疫パス（ワクチン接種証明・陰性確認制）の効力を停止してほしいとして憲法裁判所に仮処分申請を出すことにした。

高校３年生のヤン・デリムさん（１８）と申請人側の代理人チェ・ミョンソン弁護士らは７日午後２時ごろ、憲法裁判所前で防疫パスの効力停止を求める記者会見を開き、仮処分申込書を提出する予定だと６日、明らかにした。

ヤンさんらは「防疫パスによって接種未完了者および３次未接種者で生じる回復が難しい重大な損害を緊急に予防する必要があり、効力停止によって特に公共福利に重大な影響を及ぼす懸念がない」とし「憲法裁判所は今回の仮処分申請を迅速に認容せよ」と要求した。

これに先立ち、ヤンさんら４５０人は先月、防疫パスに対する憲法訴訟審判を請求して文在寅（ムン・ジェイン）大統領らを職権乱用権利行使妨害容疑で検察に告発した。憲法裁判所は事件を全員裁判部に回付し、違憲性についてを審理を行っている。

防疫パスの効力停止を求めて裁判所に申請を提出したケースは今回で３度目となる。これに先立ち、ソウル行政裁判所は塾や読書室など青少年の利用施設を対象とする防疫パスの執行停止を求める申請を４日、受理した。

ソウル行政裁判所には現職医師など１０２３人が防疫パス全体の効力停止を求めて提出した執行停止申請も受理された状態だ。