韓国の新規コロナ感染者４２０７人　重症者１週間連続で１千人超

【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は２７日、この日午前０時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前０時の時点から４２０７人増え、累計６１万１６７０人になったと発表した。重篤・重症患者は１０７８人となり、７日連続で１０００人を上回った。

通常は週末に検査件数が減少する影響で週の前半には感染者数が減り、週半ばから再び増加する傾向があるが、これを考慮しても確実に感染規模が縮小したといえる。

　１日当たりの新規感染者数が４０００人台と集計されたのは、今月７日（４９５３人）以来２０日ぶり。高齢者を中心に３回目のワクチン接種が進み、防疫措置が強化されたことで流行は停滞局面を迎えている。

　ただ、今月中旬に７０００人台後半まで増加した新規感染者の中から重篤・重症患者や死者の発生が続いており、重症者・死者数は減少していない。死者は５５人増え、計５３００人となった。政府は、新規感染者数の減少傾向が今週から重症者・死者数の減少につながるとみている。　

　変異株「オミクロン株」の新たな感染者は６９人増えた。感染者の累計は４４５人となっている。