現代自動車、生産２５〜３０％減らす

　現代（ヒョンデ）自動車が今年第１四半期に蔚山（ウルサン）・全州（チョンジュ）、牙山（アサン）工場の生産を前年同期比２５～３０％減らすことにした。

現代自動車は９日、蔚山工場本館で労組と生産計画説明会と開き、このように決定したと明らかにした。この日の説明会は年間事業計画を確定できず第１四半期の生産目標だけ提示した。姜鎬敦（カン・ホドン）蔚山工場長は、「事業計画すら策定できないのは１９６７年の創業以来初めてというほど経済状況を予測しにくい。四半期別に市場状況により能動的に生産計画を立てるべきだ」と話している。

これを受け小型車を生産する蔚山第３工場（「アバンテ」「ｉ３０」を生産）を除くすべての工場の稼動が昼夜２交代から昼間１交代または昼夜４時間ずつの形態に変わる見通しだ。特にバスを生産する全州工場は昼間１交代すら厳しい状況だ。２００７年３月に生産を増やすため昼夜２交代に変更してから２年もたたず昼間１交代に変更した。現代自動車は現在、物量減少で１交代すら４時間または６時間体制に変えることも労組と協議中だ。姜工場長は小型車生産拡大を労組に要請した。労組も小型車増産に共感し、来週から会社と協議に乗り出すことにした。現代自動車が減産に入ったのは海外ディーラーの第１四半期の注文が前年同期比５０％程度減少したためだ。