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オーディション番組が多様化 新たな題材で差別化図る

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【ソウル聯合ニュース】アイドルやK―POPスターの発掘に偏っていた韓国のオーディションバラエティー番組が多様化している。
韓国伝統音楽・国楽にスポットを当てたMBNテレビの「朝鮮版スター」、フォークソングを題材にしたKBS第2テレビの「私たちが愛したあの歌、新歌手」、これまで注目されることの少なかった女性ダンサーが出演する音楽専門チャンネルMnetの「ストリート・ウーマン・ファイター」、アイドルオーディションと過酷なサバイバルを組み合わせたMBCテレビの「極限デビュー野生ドル」など、多種多様なオーディション番組が最近放送を開始したか、放送を控えている。

 中でも「朝鮮版スター」と「私たちが愛したあの歌、新歌手」は、K―POPやトロット(韓国の演歌)など注目度の高いジャンルの代わりに比較的人々の関心の薄いジャンルを選ぶことで差別化を図っている。こうした番組は高い視聴率は期待できなさそうだが、競演のジャンルを広げたという面では十分に意味がある。

 人気のないジャンルを扱いながらも知名度の高い芸能人を審査員に起用し、出演者の編曲やパフォーマンスを工夫して大衆性を追求していることも目を引く。出演者が披露する楽曲は「正統派パンソリ(伝統歌唱)」「正統派フォークソング」と呼ぶには無理があるかもしれないが、大衆受けするパフォーマンスでこうしたジャンルの魅力を自然に伝える戦略とみられる。

 また、「ストリート・ウーマン・ファイター」は女性ダンサーたちのパワフルなステージを見る楽しみがあり、「極限デビュー野生ドル」はアイドルサバイバルの極みを見せられるかどうかが注目を集めている。

 大衆文化評論家のチョン・ドクヒョン氏は5日、これらの番組について「全く新しいものというより、既存の(オーディション番組の)枠組みを用いながらも形式と題材を変えて差別化しようとしているようだ。アイドルやトロットのオーディション番組が人気を博し、これに続く後発作品が全て成功したわけではなかったため、同じようにやるよりは新たな題材を用いようとしたのだろう」と分析した。

 一方で、アイドルサバイバル番組にはそのフォーマットを懸念する声もある。大衆文化評論家のキム・ソンス氏は「『極限デビュー野生ドル』は差別化に注力するあまり、極限までいってしまうのではないかと懸念している。ジャングルでサバイバルゲームをすることが音楽的、情緒的な感受性を養うことに本当に役立つのか」と指摘する。「私たちが愛したあの歌、新歌手」や「ストリート・ウーマン・ファイター」については「再解釈と創造性を重視しており、歌謡界にとっても有益な試みだと思う」と話した。
COPYRIGHTⓒ YONHAP NEWS  2021年09月05日 09:00
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