BTSワールドツアー全面中止に　所属事務所「新たな公演準備中」

【ソウル聯合ニュース】韓国の人気グループ、ＢＴＳ（防弾少年団）が、新型コロナウイルスのパンデミック（世界的流行）で１年以上中断していたワールドツアー「ＢＴＳ　ＭＡＰ　ＯＦ　ＴＨＥ　ＳＯＵＬ　ＴＯＵＲ」を全面中止し、新たな公演を準備する。所属事務所のビッグヒットミュージックが２０日、発表した。

　事務所側はファンコミュニティーを通じ、「公演再開のために努力してきたが、さまざまな不可抗力によりこれまで計画していた公演と同一の規模、日程で公演を再開することは事実上難しい状況だ」と説明した。　

　「ＭＡＰ　ＯＦ　ＴＨＥ　ＳＯＵＬ　ＴＯＵＲ」は、ＢＴＳが昨年２月の４枚目アルバム「ＭＡＰ　ＯＦ　ＴＨＥ　ＳＯＵＬ：７」発売後に開催を予定していたスタジアム規模のワールドツアーだ。

　昨年４月から、ソウルを皮切りに米国、カナダ、日本、英国、ドイツ、スペインなど世界１８都市でコンサートを行う計画だった。

　しかし、新型コロナの世界的な感染拡大を受けてツアーの一時中断が発表された。北米公演は延期、ソウル公演は中止となり、欧州・日本公演はチケット販売が取りやめられた。

　ビッグヒットミュージックは「全面中止をお伝えすることになり、申し訳ない」としながら、「ツアー再開を待っていたファンの皆さんに改めておわびする」と伝えた。

　また、「ファンの皆さんの期待に応えられるよう、可能な日程と形態の公演を新たに準備中だ」とし、「なるべく早くお知らせしたい」と説明した。