ネット通販で国際航空券の予約急増　ワクチン接種加速受け＝韓国

【ソウル聯合ニュース】韓国で予約のキャンセルなどにより余った新型コロナウイルスワクチンの確認・接種予約サービスが始まった先月２７日以降、インターネット通販サイトで国際線航空券をはじめとする旅行商品の予約が伸びていることが７日、分かった。ワクチン接種率が上がれば海外旅行が解禁されるとの期待を反映したとみられる。

　ネット通販大手のウィメプによると、同社通販サイトで５月２７日～６月２日の国際線航空券の予約がその前の１週間の５．４倍に急増した。同社は３月から、旅行先と韓国の双方で自主隔離が免除された時点から１年以内の出発便のチケット予約を受け付けている。

　海外ではすでに、ワクチン接種を終えた人に入国後の隔離免除を認める国もある。また、韓国の航空会社は下半期の国際線運航再開に向けた準備をすると伝えられている。

　ウィメプのサイトでは国内旅行商品の需要も増えた。５月２７日からの１週間に、南部の人気旅行地・済州島行きの航空券の予約は前週比１４％、レンタカー予約は２７％、それぞれ増加した。ホテルやペンションなど宿泊施設の予約も４３％伸びた。

　同社関係者は「ワクチン接種が加速し始め、これまで抑えられていた旅行に対する消費意欲が一気に噴出した格好」と説明した。