韓国の新規コロナ感染者681人　２日連続で600人台後半

【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は３日、この日午前０時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前０時の時点から６８１人増え、累計１４万２１５７人になったと発表した。市中感染が６７２人、海外からの入国者の感染が９人だった。１日当たりの新規感染者数は前日（６７７人）より４人多く、２日連続で６００人台後半となった。

　週明けはその前の週末の検査件数減少の影響で新規感染者が減り、週半ばに増える傾向がある。今週も水曜日発表の新規感染者が前日比２１８人増加し、この日もほぼ横ばいだった。

　全国的に日常生活の場で感染が広がっている。特に南東部の大邱市で新たに確認された感染者が７０人以上と昨年３月１９日（９７人）以来の高水準となり、防疫当局が神経をとがらせている。大邱は昨年、流行「第１波」の起点となった地域だ。　

　新たに確認された市中感染者６７２人を地域別にみると、ソウル市が２１５人、京畿道が２０７人、仁川市が２２人で、首都圏が計４４４人と全体の６６．１％を占めた。

　首都圏以外の地域では、大邱市が７３人、釜山市が３２人、慶尚南道が２３人、江原道が１６人、大田市が１５人、忠清南道が１３人、全羅北道と済州道がそれぞれ１２人、慶尚北道が１１人、蔚山市が８人、忠清北道が５人、光州市が４人、全羅南道が３人、世宗市が１人だった。

　大邱市で遊興施設（クラブなど）と酒を提供する一般飲食店を中心にしたクラスター（感染者集団）が発生し、３０人の感染が新たに確認された。ソウル市では西大門区内の中学校で生徒４人が陽性と判明したほか、瑞草区のオフィスに関係する感染者が累計２６人に増えた。大田市では保険会社の社員とその家族計７人の感染が分かった。

　一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは９人だった。このうち３人は空港や港湾での検疫で判明し、残りの６人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。

　死者は前日から３人増えて計１９６８人となった。韓国国内の平均致死率は１．３８％。重篤・重症患者は前日から２人減り、１４９人となっている。　

　２日の検査件数は３万７９７４件で、前の日に比べて２０２６件多かった。