韓国の新規コロナ感染者　３日ぶり７００人下回るも「第４波」衰えず

【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は１５日、この日午前０時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前０時の時点から６８１人増え、累計１３万１０６１人になったと発表した。市中感染が６６１人、海外からの入国者の感染が２０人だった。１日当たりの新規感染者数は前日（７４７人）より６６人少なく、３日ぶりに７００人を下回った。だが、各地でクラスター（感染者集団）の発生が相次ぐなど、流行の「第４波」の勢いは衰えていない。

新たに確認された市中感染者６６１人を地域別にみると、ソウル市が２５３人、京畿道が１６８人、仁川市が１６人で、首都圏が計４３７人と全体の６６．１％を占めた。

　首都圏以外の地域では、釜山市が４１人、慶尚南道が３８人、全羅南道が２６人、蔚山市が２２人、慶尚北道が１９人、済州道が１４人、江原道が１２人、光州市、大田市、忠清南道、全羅北道がそれぞれ１０人、忠清北道が５人、大邱市が４人、世宗市が３人の計２２４人だった。

　主な感染事例では、京畿道広州市の精肉加工業者に関連し計４７人の陽性が判明した。ソウル市江南区のオフィスでは少なくとも１４人の感染者が出た。

　一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは２０人だった。このうち９人は空港や港湾での検疫で判明し、残りの１１人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。

　死者は前日から３人増えて計１８９６人となった。韓国国内の平均致死率は１．４５％。重篤・重症患者は前日から３人減り、１５０人となっている。　

　１４日の検査件数は３万７８０３件で、前の日に比べて２３３５件少なかった。