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水から油を除去「魔法の花粉」…海洋汚染の解決策を出した韓国人

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花粉を利用して海洋の油流出など水質汚染問題を解決できる環境にやさしいスポンジが開発された。韓国人教授が含まれた国際共同研究チームの成果だ。

シンガポール南洋理工大学(NTU)のチョ・ナムジュン教授、成均館(ソンギュングァン)大のジョシュア・ジャックマン教授らの共同研究チームは、ひまわりの花粉を原料にスポンジを作り、このスポンジがガソリンやモーターオイルなど汚染物質を選択的に吸収するという事実を明らかにした。研究結果は先月、材料分野の国際学術誌(Advanced Functional Materials)に掲載された。

◆偶然の発見で始まった花粉スポンジ

花粉の粒子は「有機体のダイヤモンド」と呼ばれるほど丈夫で安定性が優れている。花粉は繁殖のために雌しべに付いて植物の遺伝子を広める役割をするが、重要な生殖細胞を保管しているため過酷な環境にも耐えることができる。

研究チームは当初、薬品の伝達のための目的で花粉を研究していたが、偶然、粒子がゲル形態に変わる事実を発見した。チョ・ナムジュン教授は中央日報との電話で「ダイヤモンドのように丈夫な花粉粒子がやわらかいゲル形態の粒子に変形するということを初めて発見して驚いた」とし「花粉のこうした特性を利用してさまざまなエコ材料を作ることができる」と説明した。

材料工学者のチョ教授は2011年からシンガポール 南洋理工大学の新材料研究所責任教授を務めている。シンガポール・マサチューセッツ工科大(MIT)共同研究技術院感染病研究所の共同研究責任者であり抗ウイルス専門家でもある。

チョ教授ら研究チームは3年間の研究を通じて花粉を200度に加熱してコーティングする過程を経て、構造的に安定的で、水でなく油だけを吸収する能力を持つスポンジを開発した。

◆水から油だけ吸収…10回ほど使用可能

研究チームが開発したこのスポンジは、海洋油流出問題を解決する代案に挙げられる。現在は油流出事故が発生すれば化学物質を使用して油を分解したり、高コストで再利用が不可能な吸着剤で油を吸収しなければならない。この過程で海洋生態系の被害がさらに悪化することもある。2007年の泰安(テアン)事故当時も収拾の過程で大量の吸着剤廃棄物が発生した。

ひまわりの花粉で作られたスポンジは吸収力が維持されるため10回ほど絞って繰り返し使用できる。研究チームは産業界の要求に応じるためスポンジの大きさを拡大し、非政府組織および国際パートナーと協力して実際の環境でスポンジの性能をテストする計画だ。

チョ教授は「花粉の粒子を利用し、環境にやさしいスポンジだけでなく、カップやストローなどプラスチックの代わりとなるさまざまな材料を作る研究をしている」とし「植物から生成され、大部分が捨てることができる花粉材料が、プラスチック汚染という世界的な問題を解決するのに役に立つと期待する」と述べた。
COPYRIGHTⓒ 中央日報日本語版  2021年04月15日 09:20
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