政党支持率　市長選控えるソウルで最大野党が与党上回る

【ソウル聯合ニュース】韓国の世論調査会社、リアルメーターが８日に発表した政党支持率によると、４月７日に市長補欠選が実施されるソウルで、保守系最大野党「国民の力」の支持率は前週から４．７ポイント上昇の３４．２％、革新系与党「共に民主党」は１．７ポイント下落の２９．６％だった。共に民主党が誤差の範囲内で優勢だった前週から順位が入れ替わった。

釜山でも４月７日に市長補欠選が実施される。南東部の釜山、蔚山、慶尚南道で国民の力の支持率は前週より０．９ポイント高い３９．９％、共に民主党は１．９ポイント低い２５．７％だった。国民の力の優勢が続くなか、差は１４．２ポイントまで広がった。

　全国でみると、国民の力の支持率が１．３ポイント上昇の３２．０％、共に民主党は１．９ポイント下落の３１．０％。両党の支持率は５週にわたり３０％台前半で接戦の様相をみせている。このほか、「国民の党」が８．１％、「開かれた民主党」が６．８％、「正義党」が５．２％。

　リアルメーターは、韓国土地住宅公社（ＬＨ）の職員らによる土地投機疑惑、各政党・陣営の再・補欠選挙の候補選出などが調査結果に影響を与えたと説明している。

　一方、文在寅（ムン・ジェイン）大統領の支持率は前週比１．７ポイント下落の４０．１％だった。不支持率は５５．７％で２．１ポイント上がった。

　調査はニュース専門テレビ局ＹＴＮの依頼を受け、２～５日に全国の１８歳以上の２００６人を対象に実施された。