１０万ウォン紙幣発行は無期保留、政府が確定

【ソウル１７日聯合】政府は１０万ウォン紙幣の発行を無期限保留とし、間もなくこれを国会企画財政委員会と韓国銀行に通達・説明する計画だ。
　現段階での「無期限保留」は事実上の「中止」と言える。ただ、国会企画財政委はその理由が納得し難いとしており、法律で発行を強制することも検討するとの立場だ。韓国銀行も、高額紙幣発行の保留には金融通貨委員会の議決が必要だが、その理由を正確に把握できずにいる。

　企画財政部関係者は１６日、姜万洙（カン・マンス）長官が間もなく政府の立場を確定、公表すると明らかにした。５万ウォン札は計画通り来年上半期中に発行し、１０万ウォン札は無期限保留とする立場を固めたという。姜長官は１０月の国政監査で示した基調を維持すると説明した。

　姜長官は１０月の国政監査で、「まだ公に述べる状況ではない」とした上で、経済事情が苦しく、５万ウォン札を発行すれば事実上ほぼ需要を充足できる状況で、１０万ウォン札を発行する必要があるのかとの考えを示している。