韓国東海岸の初日の出スポット　コロナ対策でイベント中止

【江陵聯合ニュース】韓国屈指の初日の出スポットがある東部の海沿いの江原道江陵市が９日までに、年越しと２０２１年初日の出イベントの取りやめを決めた。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため。

　当初は観光客のため、規模を大幅縮小しながらもイベントを開催する計画だったが、このところ感染が急拡大し政府による防疫対策も強化されたことから、全面的に取りやめとした。

　人気スポットの正東津では大みそかに予定していたカウントダウンイベントを開催せず、観光客が暖を取れるテントも設置しない。

　それでも海辺には初日の出を待つ人出が多いと予想されることから、市は防疫管理本部を設けて現地で消毒作業にあたり、訪れた人に手指消毒剤などを提供する。

　また、自宅にいながら初日の出をインターネット上で見て新年を迎えられるよう、来年１月１日の午前７～８時に江陵市のユーチューブ公式チャンネルで日の出の様子をライブ配信する予定だ。

　東海岸沿いのそのほかの自治体も、予定していた行事をすべて中止にした。