韓国のコロナ新規感染者が２日連続500人超　市中感染516人

【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は３日、この日午前０時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前０時の時点から５４０人増え、累計３万５７０３人になったと発表した。市中感染が５１６人、海外からの入国者の感染が２４人。１日当たりの新規感染者数は１１月２８日まで３日連続で５００人を超えた後、２９日から今月１日までは４００人台だったが、２日は５１１人を数え、この日はさらに２９人増えた。

　３日連続して全国の広域自治体（１７市・道）全てで新規の感染報告があった。重症患者数も増加している。

　この日の市中感染者は５１６人だった。前日から２３人増え、６日ぶりに５００人を超えた。

　地域別にみると、ソウル市が２６０人、京畿道が１３７人、仁川市が２２人で、首都圏が全体の８１．２％にあたる４１９人だった。前日より６３人多い。ソウル市江南区の英語塾、同区のコールセンター、同市麻浦区のインターネット通販事業者などで発生したクラスター（感染者集団）に関係する感染が増えている。

　首都圏以外の地域では、釜山市が１５人、忠清南道と慶尚南道がそれぞれ１３人、慶尚北道が１０人、忠清北道が９人、江原道が８人、全羅北道と大田市がそれぞれ７人、世宗市が４人、大邱市と光州市がそれぞれ３人、蔚山市と全羅南道がそれぞれ２人、済州道が１人だった。

　一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは２４人で、前日に比べ６人増えた。１３人は空港や港湾での検疫で判明し、残りの１１人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。

　死者は前日から３人増えて計５２９人となった。韓国国内の平均致死率は１．４８％。

　２日の検査件数は２万４９１６件で、前日より１９４３件多かった。

　中央防疫対策本部は毎日午前に同０時時点の新型コロナ感染者数を発表している。