韓国の新規コロナ感染者８９人　４日ぶり２桁台に

【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は７日、この日午前０時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前０時の時点から８９人増え、累計２万７２８４人になったと発表した。市中感染が７２人、海外からの入国者の感染が１７人だった。１日当たりの新規感染者数は前日（１４５人）から５６人減り、３日（７５人）以来４日ぶりに１００人を下回った。

しかし、療養施設や療養型病院、家族・知人との集まり、職場、サウナといった日常的な場所のほか葬儀場、結婚式場、コールセンターなどで新たなクラスター（感染者集団）の発生が相次いでいるため、新規感染者数がいつでも３桁台に増える可能性がある状況だ。

　新規の市中感染者は７２人で前日より４５人減少し、再び２桁台となった。地域別ではソウル市が３４人、京畿道が１６人、仁川市が１人と首都圏が５１人だった。首都圏以外では忠清南道が８人、慶尚南道が５人、江原道が４人、釜山市が２人、大田市、大邱市がそれぞれ１人。

　一方、海外からの入国者で新たに感染が確認された１７人のうち、８人は空港や港湾での検疫で判明した。残りの９人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。

　死者は前日から１人増えて計４７７人となった。韓国国内の平均致死率は１．７５％となっている。６日の検査件数は１万９３５件で、前日より１６７３件少なかった。

　中央防疫対策本部は毎日午前に同０時時点の新型コロナ感染者数を発表している。