韓国の無人列車、トルコで運行開始…「定位置停車100％」

韓国の現代ロテムは２８日（現地時間）、トルコ・イスタンブールで無人電車の営業運行を始めたと２９日、明らかにした。

時速８０キロで走るイスタンブールの列車はトルコで運行される２番目の無人列車で、２つの路線にそれぞれ２０編成、１０編成が投入される。

イスタンブールの無人列車は現代ロテムが国内で初めて開発した「ゼロ速度（Ｚｅｒｏ　Ｓｐｅｅｄ）回生ブレーキ」新技術を適用した点が特徴。現代ロテムのこの新技術を適用すれば、減速度が一定になり、列車の定位置停車比率を１００％まで高めることができるほか、乗車感が改善し、停車時に発生する騒音も遮断できる。特にエネルギー効率を高めてブレーキパッドの摩耗を減らし、トンネル内の粒子状物質を低減し、メンテナンス費用を抑えることができるというメリットがある。

トルコは現代ロテムの主な輸出国の一つで、現代ロテムは過去２０年間、優秀な事業遂行能力と韓国政府の支援などでトルコ列車市場シェア１位（６０％）を占めている。イスタンブールの無人列車は計３０編成で、２０１７年に現代ロテムが１５６０億ウォンで受注した。

現代ロテムの関係者は「車両の品質確保はもちろん、イスタンブール無人列車の納期を遵守するため多くの努力をした」とし「営業運行実績を通じてトルコで競争力を確保し、追加の受注に注力する」と話した。