韓国の新規コロナ感染者７５人　３日連続で１００人下回る

【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は３日、この日午前０時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前０時の時点から７５人増え、計２万４０２７人になったと発表した。市中感染が５２人、海外からの入国者の感染が２３人だった。１日当たりの新規感染者数は９月２６日から４日連続で１００人を下回ったが、秋夕（中秋節）連休（９月３０日～１０月４日）初日の３０日には１１３人に急増。１０月１日（７７人）に再び１００人を下回り２桁台が続いている。

ただ、連休期間中の帰省や旅行で人の移動が多く、感染者数が再び膨れ上がる可能性がある。また、保守系団体が建国記念日にあたる「開天節」（３日）に集会を開催すると予告していたため、集会の規模が拡大した場合も感染が広がる恐れがあり、防疫当局は状況を注視している。新規感染者数の減少は検査数が普段より少なかったことも影響したとみられる。

　新たに確認された市中感染は５２人で、医療機関や学校などでの感染者が相次いでいる。地域別にみると、ソウル市が２５人、京畿道が８人、仁川市が７人と、首都圏が４０人を占めた。首都圏以外では釜山市が８人、慶尚北道が２人、大田市と忠清南道がそれぞれ１人。

　一方、海外からの入国者の感染は２３人で、このうち１４人は空港や港湾での検疫で判明した。残りの９人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。死者は前日から４人増え、計４２０人となった。２日の検査件数は６０８２件で前日に比べ７４０件少なかった。

　中央防疫対策本部は毎日午前に同０時時点の新型コロナ感染者数を発表している。