中秋節前後2週間は大規模行事禁止 韓国政府が特別防疫対策発表

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【ソウル聯合ニュース】韓国政府の中央災難(災害)安全対策本部は25日、秋夕(中秋節、今年は10月1日)を挟む今月28日から10月11日までの2週間に実施する特別防疫対策を発表した。人の移動が多くなる秋夕連休(9月30日~10月4日)を経て新型コロナウイルスの感染が拡大することを防ぐための対策で、全国で現在施行している「社会的距離の確保」第2段階の主な措置をそのまま適用する。屋内50人、屋外100人以上の集まりや行事を禁止するほか、プロ野球・サッカーなど全てのスポーツ試合も現在と同様、無観客での実施とする。

特別防疫対策の期間中は、展示会、博覧会、説明会などの公的行事から結婚式、同窓会など私的な集まりに至るまで、屋内50人、屋外100人以上の規模で行うことができない。秋夕に合わせた宴会や地域の祭り、民俗遊びのイベントなども人数制限を受ける。

 地域別では、感染者が続出している首都圏(ソウル市、京畿道、仁川市)の場合、クラブなどの遊興酒店、コーラテック(ディスコ)、カラオケボックス、ライブハウス、ビュッフェ、大規模学習塾など、感染リスクの高い11業種の施設に対する営業禁止措置を2週間継続する。施設側が措置に違反し、感染者が発生した場合、当局は入院・治療費、防疫費用に対する求償権を行使する。

 また、首都圏では教会での礼拝も原則として非対面(オンライン)開催とする。

 秋夕連休前後2週間は外食やレジャー施設の利用が増えると予想されることから、飲食店、映画館などの感染対策も強化する。

 首都圏の一般飲食店やベーカリーではテーブル間の距離を1メートル空け、これが難しい場合は座席を1席空けて座ったり、テーブルの間に仕切りを設置したりといった対策を取る必要がある。

 首都圏の映画館や劇場も座席を1席ずつ空けて運営し、テーマパークは予約制を実施して利用者数を半分程度に抑える。映画館やテーマパークの利用者はマスクを着用し、各施設は利用者名簿の管理、定期的な換気・消毒といった防疫ルールを順守せねばならない。

 政府は、首都圏に比べて感染者数が相対的に少ない首都圏以外の地域に対しては28日から10月4日までの1週間、クラブ、コーラテックなど5業種の施設に対してのみ営業禁止措置を継続する。その後の1週間は地域の感染状況によって自治体ごとに措置を調整させる。
COPYRIGHTⓒ YONHAP NEWS  2020年09月25日 15:59
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