韓国のコロナ新規感染者１１０人　市中感染は１００人超続く

【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は１９日、この日午前０時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前０時の時点から１１０人増え、計２万２８９３人になったと発表した。市中感染が１０６人、海外からの入国者の感染が４人だった。死者は前日から１人増え計３７８人、重症以上の患者数は前日から２人増え１５２人。

１日当たりの新規感染者数は、首都圏で集団感染が本格化した先月１４日から３７日連続で３桁台が続いている。一時は４００人台まで跳ね上がり、今月３日からは１００人台を維持しているが、２桁台には至っていない。

　新規の市中感染者の数は１５日まで３日連続で９０人台だったが、１６日から４日連続で１００人を超えた。８月中旬から始まった急激な感染拡大の勢いは弱まったが、オフィス街、自動車工場、教会などで新たな感染者が発生しているほか、感染経路がはっきりしない患者の割合も２７％に迫り、いつでも感染規模が拡大する恐れがある状況だ。

　新たな市中感染者１０６人を地域別にみると、ソウル市が３８人、京畿道が４１人、仁川市が１１人で首都圏が９０人を占めた。首都圏以外では忠清南道と慶尚北道がそれぞれ４人、釜山市、大邱市、大田市がそれぞれ２人、忠清北道と全羅北道がそれぞれ１人。

　海外からの入国者で新たに感染が確認された４人のうち、１人は空港や港湾での検疫で判明した。残りの３人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。

　中央防疫対策本部は毎日午前に同０時時点の新型コロナ感染者数を発表している。