アイス・氷菓の１～８月輸出額　前年比１１％伸びる

【ソウル聯合ニュース】新型コロナウイルスの影響で韓国の輸出の落ち込みが続く中でも、アイスクリーム・氷菓類の輸出額が大きく伸びていることが４日、分かった。関税庁の集計によると、１～８月のアイスクリーム・氷菓類の輸出額（暫定）は４７００万ドル（約４９億９０００万円）で、前年同期比１１．１％増加した。

アイスクリーム・氷菓類の年間輸出額は２０００年の１９５万ドルから０６年に１０１５万ドル、１０年に２１４５万ドル、１５年に３９６０万ドルと伸び続け、１９年は５４１８万ドルを記録した。今年もこのペースなら最高額を更新する見込みだ。

　２０年１～８月の輸出先を見ると、米国が１２９６万ドルで最も多く、次いで中国（６９３万ドル）、カナダ（４８１万ドル）、ベトナム（３５５万ドル）、フィリピン（３２８万ドル）の順。

　一方、同じ時期のアイスクリーム・氷菓類の輸入額は２８３７万ドルだった。フランスや米国からの輸入が大半で、輸出製品に比べ単価が高い。

　輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は１８００万ドル超の黒字で、すでに昨年通年の黒字額を上回っている。

　関税庁は「移動制限などのために自宅で手軽に楽しめる間食の消費が増加した。海外で韓国のアイスクリーム・氷菓類に対する好感度も高まり、輸出が著しく増加した」と分析した。