社会的距離確保の最高水準引き上げ　週内に拡大抑制なければ検討不可避

【ソウル聯合ニュース】韓国の朴凌厚（パク・ヌンフ）保健福祉部長官は２４日の国会予算決算特別委員会で、首都圏で起きている新型コロナウイルスの感染拡大を今週内に食い止められない場合、「社会的距離の確保」のレベルを最も高い第３段階に引き上げることも「不可避に検討する」と答弁した。

現行の第２段階と違い、第３段階は人々の活動が大幅に制限され、日常生活に大きな影響をもたらす。１０人以上の集会や集まりが禁止され、必要不可欠な公共・企業活動のみが許可される。全ての公共施設は運営を休止し、民間ではクラブやインターネットカフェなど感染リスクの高い１２業種に加え、カフェや銭湯、結婚式場なども休業しなければならない。学校は登校しての授業が禁止され、休校またはオンライン授業に切り替えることになる。プロ野球、サッカーなどのスポーツ試合も中止となる。

　朴氏はソウル市と首都圏を中心に感染者が増えていることに関しては、「人口が密集し、区域内での多くの移動と常時的な移動がある地域は高リスク地域であるため、首都圏に対しては鋭意注視しながら防疫対策を推進してきた」と説明した。