韓国の新規コロナ感染者が40人未満に　完治７千人に迫る

【ソウル聯合ニュース】肺炎を引き起こす新型コロナウイルスを巡り、韓国の中央防疫対策本部は９日、この日午前０時現在の韓国での感染者数は前日午前０時の時点から３９人増え、計１万４２３人になったと発表した。死者は前日から４人増え、計２０４人になった。

１日当たりの新規感染者数が４０人を下回ったのは２月２０日以来、４９日ぶり。ただ、当局はこれまでに感染者統計の基準時間を３回変更しているため、正確な比較は難しい。新規感染者は一時は連日数百人を記録したが、このところ５０人前後で推移していた。６日と７日はそれぞれ４７人、８日は５３人だった。

　新規感染者のうち２２人は首都圏で確認された。病院での集団感染と海外からの入国者の感染確認などにより、ソウル市で１２人、京畿道で１０人となった。これまでに多くの感染者が出た南東部の大邱市では４人の感染が新たに確認された。　

　海外からの入国者を対象とした空港などの検疫では１０人の感染が判明した。海外からの流入例は地域社会でも新たに１３人確認され計２３人と、この日の新規感染者の５９%を占めた。

　感染者のうち、完治して隔離措置を解かれた人は前日から１９７人増え、計６９７３人となった。