韓国の新型コロナ感染者　89人増え計９,976人＝首都圏は35人増

【ソウル聯合ニュース】肺炎を引き起こす新型コロナウイルスを巡り、韓国の中央防疫対策本部は２日、この日午前０時現在の韓国での感染者数は前日午前０時の時点から８９人増え、計９９７６人になったと発表した。死者は前日から４人増え計１６９人。

新たな感染者８９人のうち２１人が南東部の大邱市で確認された。療養施設と病院で相次ぎ患者が発生した。首都圏をみると、病院での集団感染が起きた京畿道が１７人、ソウル市が１４人、仁川市が４人で、計３５人。また、海外からの入国者を対象とした空港などの検疫で感染が確認された人は１８人だった。

　地域別の累計感染者は大邱市が６７２５人で最も多く、その周辺の慶尚北道が１３０４人と続く。京畿道が５１６人、ソウル市が４８８人、忠清南道が１３３人、釜山市が１２２人、慶尚南道が１０６人などとなっている。空港での検疫で感染が確認された人は２４２人に増えた。

　感染者は女性が５９９７人（６０．１％）で、男性の３９７９人を上回る。

　年齢層別では２０代が２７０４人（２７．１％）で最も多く、次いで５０代が１８７８人（１８．８％）、４０代が１３３６人（１３．４％）、６０代が１２５８人（１２．６％）などの順。

　この日午前０時現在の死者は前日の同時刻から４人増の計１６９人となった。全体の致死率は１．６９％だが、６０代は１．８３％、７０代は７．０９％、８０歳以上は１８．７６％と、高齢になるほど高い。

　感染者のうち、完治して隔離措置を解かれた人は前日から２６１人増え、計５８２８人となった。隔離治療を受けている人は３９７９人に減った。

　これまでに新型コロナウイルスの検査を受けた人は計４３万１７４３人。このうち４０万３８８２人が陰性で、８８０７人が検査結果を待っている。

　中央防疫対策本部は、毎日午前１０時に同０時時点の新型コロナウイルスの感染者数を発表している。