コロナの影響で旅行先に変化　海外の代わりに済州島＝韓国

【ソウル聯合ニュース】新型コロナウイルスの感染拡大により韓国人の入国を制限する国や地域が増えている中、韓国南部・済州島が海外に代わる旅行地として浮上している。

　済州新羅ホテルは１１日、海外旅行に出かけた場合に隔離や入国拒否される懸念が高まっていることから、新婚旅行先に済州島を選ぶカップルが増えていると明らかにした。

　同ホテルの関係者によると、これまではほとんどなかった新婚旅行の問い合わせがこの１カ月間で客室予約の問い合わせ全体の２０％に上ったという。

　ロッテホテル済州も、春の家族旅行に関する問い合わせが増えていると説明した。

　新型コロナウイルスの流行により宿泊客が急減したホテルは、需要が見込まれる済州旅行の新しいパッケージ商品の販売に乗り出している。

　済州新羅ホテルは、新婚旅行客のための「スイートハネムーンパッケージ」を発売した。済州島への新婚旅行が人気だった１９８０年代風に装飾した宴会場で、両親の結婚写真と同じような写真を撮ることができる。

　ロッテホテル済州も、家族旅行で済州島を訪れる宿泊客のためのパッケージ商品を発売。花束とシトラスの香りのカードキーホルダーをプレゼントするほか、アワビなど済州島産の海産物を使った春のメニューを提供する。