韓国法務部、日本人にたいするビザ免除停止措置に対する報道資料

3月9日、韓国法務部は、新型コロナウイルスに関連して実施する日本人に対するビザ免除の停止などの措置について、ホームページに報道資料(韓国語)を掲載した。
報道資料3861番「コロナ19関連日本国民に対する査証免除停止など法務措置(코로나19관련 일본국민에 대한 사증면세 정지 등 법무 조치)」
以下、要旨をまとめたものである。


１．日本国民に対して、査証(ビザ)免除を暫定停止します
・すべての有効な日本旅券の所持者に対し、大韓民国への入国時のビザ免除を停止します。
・これにより、すべての日本旅券の所持者は、新たに大韓民国のビザ発給を受けなければなりません。

２．日本駐在の大韓民国公館は日本国民にすでに発給したビザの効力を暫定停止します
・これから韓国に入国するために、在日本韓国大使館にてビザ発給を受けていた場合、その効力は停止されます
・法務部でシステム上、自動的に遮断されるため、日本発の航空機、船舶を利用する際に、確認することができます。万が一、航空機、船舶を利用できたとしても、韓国入国時にも再度確認する予定です
※ただし、すでに韓国内に居住し、外国人登録(永住権も含む)もしくは居住申告が有効な場合は、以上の措置は適用されない予定です

３．新規のビザ発行審査は強化されます
・新規ビザの申請は日本駐在の大韓民国公館(大使館領事部)で受け付けます
・ビザ申請時には「健康状態確認書」の提出が義務化されます
・状況の変化によっては病院で発行された診断書の提出も要請します
・また申請後、十分な審査を経て、発給の有無が決定されます
・ただし、緊急、人道的な事由が認められた場合は例外を認められることもあります

４．日本から韓国に入国したすべての乗客に特別入国手続きを課します
・法務部は新型コロナウイルスの感染流入を遮断するため、日本からのすべての入国者に対して、 特別入国手続きを実施します。この過程で入国が不適切と判断された場合は、入国拒否などの措置をとります。

以上、2020年3月9日0時から施行。

（問合せ先）
外国人総合案内センター（出入国相談コールセンター）　１３４５
法務部　顧客支援センター　０２－２１１０－３０００