パラサイト効果？大型マートにチャパグリコーナー登場

韓国の大手食品メーカー「農心(ノンシム)」の人気インスタントジャージャー麺「チャパゲティ」と、同じく人気インスタントラーメン「ノグリ」の２つを掛け合わせた「チャパグリ」が自宅で作れるよう、大型マートやスーパーマーケットで、並んで陳列されるようになった。

これは、ポン・ジュノ監督作品の映画「パラサイト 半地下の家族」がアカデミー賞で４部門を受賞し、劇中に登場した「チャパグリ」が再注目されたことに起因する。韓国では2019年５月に公開された映画だが、アカデミー賞受賞を受けて、現在韓国では白黒版が上映中だ。

映画祭受賞後に「チャパグリの作り方」がSNSやYouTubeなどでも大きな話題を呼んでいるのを受け、農心が２種類のインスタント商品をすぐに購入できるようにと試み、現在２製品とも売り上げが昨年比で急増中とのこと。さらに、日本語のパネルなどで海外からの観光客にも分かるようにしたほか、牛肉のサーロイン(韓国語でチェックッサル)を使ったレシピの韓国語の案内文も添えられ、買い物客の視線を集めている。

＜サーロイン・チャパグリのレシピの日本語訳＞
１．サーロインを塩胡椒で味付けした後、焼いて適度な大きさにカット
２．ノグリとチャパゲティの麺を鍋に入れ、茹でたのち、お湯３分の２を捨てる
３．それぞれの粉末スープを入れて混ぜたのち、サーロインを乗せて完成

なお通常のチャパグリは、オレンジ色のパッケージの辛口ノグリを使用するが、2020年１月に発売されたばかりの黒いパッケージ「ノグリ アングリー RtA」を使えば、激辛チャパグリを作ることもできる、と新商品の広報も手を緩めることはない。