韓国旅行「コネスト」 「TWICE」vs「少女時代」、どちらが強い? 5年目基準で比較した全盛期。韓国の芸能ニュース
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「TWICE」vs「少女時代」、どちらが強い? 5年目基準で比較した全盛期

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韓国の音楽チャート「ガオンチャート」が年頭に発表した昨年の音盤販売量で、TWICEのミニ7thアルバム『Feel special』が41万3459枚を記録した。

370余万枚販売された防弾少年団(BTS)の『Map of the soul-Persona』をはじめ、ボーイズグループの勢いに押されて全体ランキングでは10位だったが、ガールズグループの中ではほかの追随を許さない堂々の1位だ。

また、TWICEが2015年デビュー後にリリースした音盤のうちでは最多販売量であり、2000年代後半に始まった第2世代ガールズグループ時代を迎えて以来、最高記録となる。それ以前の記録は、2011年に少女時代が出したオリジナル3rdアルバム『The boys』で38万5348枚を販売した。(※K-POP界ではWonder Girls・少女時代・KARAがデビューした2007年は第2世代ガールズグループ時代の開始点と評価している。S.E.SやFin.K.L(フィンクル)が活動した1997年から2000年代初期は第1世代ガールズグループ時期とされている。)

少女時代とTWICEが最多販売量を記録した『The Boys』と『Feel special』がリリースされた2011年と2019年は、2組のグループにとってデビュー5周年目にあたる。

K-POP界ではガールズグループがピークを迎える時期を4~5年目とみている。平均10代後半というデビュー年齢を考えると、この時期は20代初中盤に該当する。知名度をある程度にまで高まり、歌唱力やチームワークが熟した段階であり、特定メンバーに傾いた大衆的な視線が各方面に分散する一方、メンバー別のキャラクター構築も完成されてファンダムも旺盛な時期だ。

少女時代とTWICEはさまざまな面で比較される。ガオンチャートのキム・ジヌ首席研究委員は「『第一人者』というイメージ、9人組、カル群舞、成功的な日本進出および海外市場攻略、メジャー企画会社所属など類似のコースと結果を作り出した」と評価した。一方、違いもある。少女時代はデビュー後、ユナが連続ドラマに出演したりテヨンがラジオのパーソナリティを務めたりするなど、メンバー別に個別活動も活発だった反面、TWICEは徹底してチーム活動に専念している点だ。

また、TWICEは日本人ミナ、サナ、モモ(以上、日本)とツウィ(台湾)など外国人メンバーを半分に近い4人も布陣する実験にも挑んだ。反面、少女時代は僑胞(海外在住韓国人)出身のティファニーなどが含まていたものの、事実上、韓国人で構成したという点で違いがある。

では第2世代と第3世代を代表するこの2組の5年目パワーはどちらのほうが強いだろうか。2組の活動期間に7~8年ほどの差があるため単純比較は難しい側面もある。サッカーにたとえるなら、ペレとマラドーナのうちどちらがもっと優れているかを論じるようなものだ。

ただし、主観的評価ではなく2組が頂点に立った時に残した5年目の各種記録を通じて比較してみた。また、専門家の見解も聞いてみた。

(1)音盤販売量…販売量はTWICE、ランキングは少女時代

音盤販売量は歌手の影響力を換算する最も基礎的な指標の中の一つだ。現在、K-POPの第一人者である防弾少年団(BTS)も2016年から4年連続で1位を守っていることからも分かる。(ガオンチャート発表、国内販売量基準)

前述のように、少女時代は2011年『The Boys』が38万5348枚、TWICEは2019年『Feel special』が41万3459枚で、それぞれ最高記録を立てた。販売量を調べてみると、TWICEが2万8000枚ほど少女時代を上回っている。

ただしランキングには違いがある。少女時代は2011年当時、『The Boys』でチャート全体1位を記録した。ボーイズグループのファンダムが強大な韓国音楽市場で、ガールズグループが音盤販売量で1位に君臨したのはこの時が唯一だ。参考として、当時2位はSUPER JUNIOR(スーパージュニア)で5thフルアルバム『Mr.Simple』で34万3348枚を販売した。2019年、TWICEは音盤販売量で自己新記録を更新したが、2019年音盤全体順位では10位にとどまった。少女時代が40万枚に届かない販売量でも1位をした2011年と比較すると、音盤市場がはるかに拡大したといえよう。ところがTWICEは2019年に『Feel special』の他にも『FANCY YOU』が39万4405枚が販売されるなど100万枚を越える販売高を上げた点では鼓舞的な記録を打ち立てたのは明らかだ。

(2)日本活動…日本でのアルバムは引き分け、シングル音盤はTWICE

TWICEと少女時代は、韓国デビューからそれほど経たずして日本進出を果たし、大きな成功を収めたという共通点がある。5年目に入った2組のグループは韓国よりも日本で多くの音盤を発表した。成績も良かった。

2011年少女時代は1stアルバム『GIRLS’ GENERATION』と3rdシングル『MR.TAXI・Run Devil Run』を出したが、このうち『GIRLS’ GENERATION』は日本オリコン週間ランキング1位だけでなく、年間ランキングでも5位に入るなど大きく注目を浴びた。この頃、佳子さまが高校の学園祭で少女時代の歌に合わせてダンスを披露したという記事が月刊誌に掲載された話題にもなった。

TWICEは昨年『&TWICE』(2ndアルバム)、『HAPPY NATION』(4thシングル)、『BREAKTHROUGH』(5thシングル)、『#TWICE』(2ndベスト)など4枚の音盤をリリースしたが、このうち『#TWICE』はオリコン週間ランキング1位、年間6位、『&TWICE』は週間1位、年間23位に入るなど、輝かしい成績を残した。

正規アルバムではないシングルでは、TWICEの『HAPPY NATION』(オリコン週間ランキング2位・年間17位)が少女時代の『MR.TAXI・Run Devil Run』(同週間2位・年間46位)を超えた。また、韓国でリリースしたTWICEのシングル音盤『Fancy you』がオリコンランキング1位に入るなど、その威力を見せつけた。

(3)CM活動は少女時代に軍配

芸能人の価値を評価するもう一つのものさしはCM活動だ。各企業は製品の売り上げや企業イメージなどのために人気芸能人をCMに積極的に起用する。実際、かつて少女時代をフライドチキンのCMに起用し、当時としては大きな反響を呼んだフライドチキンチェーンのグッネチキンの場合、販売量が急増しながら業界6位から3位まで順位が上昇したことがある。

少女時代はデビュー5年目の2011年に韓国では9本、日本では3本のCMモデルに起用された。TWICEは韓国で5本、日本では2本のCMに出演している。

(4)YouTube再生回数はTWICEが上

最近、人気のものさしの一つとして受け止められているYouTube(ユーチューブ)再生回数ではTWICEが圧倒的だ。TWICEの『Fancy you』は2億5546万回、『Feel special』は1億6719万6700回をそれぞれ記録した。少女時代の『The boys』は2億 2193万回を記録した。

ただし、2つの点を勘案する必要がある。第一は、少女時代が全盛期だった2000年代後半と2010年代初期はYouTubeの活用が相対的にそれほど活発ではなかったという点だ。第2は、それにもかかわらず、少女時代『The boys』のミュージックビデオ(MV)再生回数は2011年から約9年近く累積したという点だ。

このような点を考慮し、2組のグループが当時日本で公開した2本のMV再生回数は次の通りだ。

少女時代:Mr.taxi(1億 4588万回)/Bad girl(1783万回)

TWICE:Breakthrough(6531万回)/Happy happy(3247万回)

(5)受賞記録もTWICEがやや上回る

2組のグループともに華々しい数々の授賞記録をもつ。ただし、数値で見るならTWICEがやや上回っている。最近新設され、少女時代に機会がなかった授賞式を除いてみてもだ。

TWICEは2019年ソウル歌謡大賞「本賞」、ゴールデンディスク音盤・デジタル音源「本賞」、MAMA「女性グループ賞」「ベスト・ダンス・パフォーマンス女性グループ賞」「ワールドワイド・ファン・チョイス」などを受賞した。また、日本でもゴールドディスク大賞「ソング・オブ・ザ・イヤー・バイ・ダウンロード」や「ベスト3アルバム」などを受賞した。反面、少女時代は2011年ソウル歌謡大賞「大賞」、MAMA「今年の歌手賞」「女性グループ賞」などを占めた。

(6)どの国で関心高かったか…欧州・日本ではTWICE、中東・東南アジアでは少女時代が優勢

Google trend(グーグルトレンド)を通じて2組のグループの検索量を比較してみると、地域別で優位差がある。(※少女時代は海外で正式名称である「Girl’s generation」より少女時代のハングル発音の略字である「SNSD」が多く使われるため「SNSD」で検索して比較。時期は少女時代がデビューした2007年から現在)

少女時代は東南アジアと中東の国々で関心が高いことが分かった。反面、TWICEは欧州や南米をはじめ、外国人メンバーの出身地でもある日本、台湾などで勢いの強さを見せている。ただし、北米では米国はTWICE、カナダは少女時代がやや優勢だった。

◆専門家は少女時代の「開拓者」役割を評価

では専門家は2組のグループのうち、どちらに軍配をあげたのだろうか。

ガオンチャートのキム・ジヌ首席研究委員=当時としては破格的な9人組構成、日本・米国など海外活動など、少女時代は以前にはなかった道を切り開いた先駆者という側面でインパクトが依然として強い。ただし、TWICEも外国人メンバーを積極的に配置しながらグローバル化に新たなモデルを提示した。

大衆音楽評論家のソジョン・ミンガプ氏=2組とも素晴らしいガールズグループであることは明らかだが、少女時代がより幅広い音楽的カラーを見せた。TWICEは相対的に同じような音楽が多い。また、少女時代はテヨンのようにソロアーティストに発展する一面を持っていたが、TWICEは今のところはそのような可能性はクエスチョンマークだ。

MBCラジオのソン・ハンソPD(『星が光る夜に』『アイドルラジオ』『正午の希望曲』など演出)=ガールズグループ全盛時代を築き、大韓民国大衆文化全般に大きな変化を与えたアーティストは少女時代、これを基に世界アイドル産業でガールズグループとボーイズグループの境界を打ちこわし、新たな記録を打ち立てていくアーティストはTWICEだ。どちらか強力かと聞かれるなら、棄権票を入れたい。
COPYRIGHTⓒ 中央日報日本語版  2020年01月27日 16:19
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