2020年に開通する韓国の鉄道・地下鉄駅情報

2019年は金浦都市鉄道(金浦ゴールドライン)の新規開通などが注目を集めた韓国の鉄道業界であるが、2020年は昨年以上に新たに開通・開業する予定の鉄道・地下鉄が多く、主要なものを抜粋。地元住民はもちろん、海外からの観光客の利便性も高まると、大きな期待を寄せられている。

コネストでは各時期に応じて、記事・地図・アプリなどのアップデートを実施していく予定だ。

※駅名は現時点での発表のもの
※諸事情により、開業時期が変更される場合あり


◆2020年上半期

【KTX】東海線　新設
：正東津(チョンドンジン)～東海(トンヘ)　区間

2018年冬に平昌(ピョンチャン)オリンピック開催にあわせて開通したKTX江陵(カンヌン)線が、江陵駅周辺で東南方面へと分岐し、正東津(チョンドンジン)駅、墨湖(ムコ)駅、東海(トンヘ)駅へと乗り入れる。当初は2019年12月中の開業を予定していたが、2020年上半期中の開業を目指し、最終調整を行っている。


◆2020年３月

【釜山】東海線　部分開業
：院洞(ウォンドン)駅

釜山(プサン)の釜田(プジョン)駅と、機張(キジャン)方面を結ぶ東海線の安楽(アンラッ)駅と裁松(チェソン)駅の間に、院洞(ウォンドン)駅が開業する。


【ソウル首都圏】京義・中央線　延長開通
：汶山(ムンサン)～臨津江(イムジンガン)　区間

ソウル市内中心部も通過する京義・中央線の西北側の始発・終着駅が、汶山(ムンサン)駅から臨津江(イムジンガン)駅へと変更される予定。その先、都羅山(トラサン)駅は2021年の延長開業予定で、DMZ(非武装地帯)観光が便利なると期待が寄せられている。


◆2020年４月

【ソウル首都圏】地下鉄５号線　延長開通
：上一洞(サンイルトン)～河南豊山(ハナムプンサン)　区間

５号線がソウル東部の河南(ハナム)市へ延長される。２段階に分けて延長開業し、４月には上一洞(サンイルトン)より東、江一(カンイル)駅(12月開業予定)、渼沙(ミサ)駅、河南豊山(ハナムプンサン)駅までの３駅、約4.7㎞が開業する予定だ。その先の区間は12月に開業する予定である。


◆2020年８月

【ソウル首都圏】水仁線　延長開通
：漢大前(ハンデアッ)～水原(スウォン)　区間

安山(アンサン)市に位置する地下鉄４号線・漢大前(ハンデアッ)駅から水原(スウォン)駅を結ぶ区間が開業し、仁川(インチョン)～安山(アンサン)～水原(スウォン)を結ぶ京畿道(キョンギド)南部の交通の便が良くなる。また、水原駅では地下鉄・盆唐(ブンダン)線との直通運転も予定されている。


◆2020年12月

【ソウル首都圏】仁川１号線　延長開通
：松島ランドマークシティ駅

新都市開発が順調に進む仁川の松島(ソンド)の始発・終着駅が、国際業務地区(クッチェオンムチグ)駅から、１駅先の松島ランドマークシティ駅に変更になる予定。


【ソウル首都圏】地下鉄５号線　延長開通
：河南市庁(ハナムシチョン)～河南黔丹山(ハナムコムダンサン)駅　区間

４月に第１区間が部分開通した後、第２区間として河南市の東側まで延長開通する。始発・終着駅付近には、バスターミナル、スターフィールド河南(ショッピングセンター)、黔丹山などがあり、地下鉄での河南市観光ができるようになる。