大型マート４社パッキングコーナーのテープと紐の提供を中断

ロッテマート、Eマート、ホームプラス、ハナロマートの大型マートは2020年１月１日より、政府によるプラスチック廃棄物改善およびショッピングバッグ使用活性化政策の一環で、段ボール・パッキングコーナーの梱包テープとプラスチック製の紐の設置・提供サービスを中断した。

韓国の環境省によれば、大型マート３社(ロッテマート、Eマート、ホームプラス)が年間に使用するテープと紐は約658トンに及び、ソウルワールドカップスタジアム857個分の量に相当すると発表し、プラスチック廃棄物低減のため、３社は環境省と2019年８月に、段ボールも含むパッキングコーナーの撤廃の協約を締結した。

しかしながら、消費者の反発にあい、最終的に再利用率の高い段ボールの提供サービスは維持し、テープと紐のみを撤去することにし、ハナロマートもその最終案に加わり、その制度施行が１月１日より開始された。各大型マートでは引き続き、ショッピングバッグを持参のうえ、来店するよう呼び掛けているほか、店内でのショッピングバッグ販売にも力を入れている。

なお、「ロッテマート ソウル駅店」や「Eマート 清渓川店」など一部、EMS(国際スピード郵便)の利用が可能な店舗では、配送専用カウンターに梱包テープが用意されているので利用可能。海外からの観光客の国際配送において不便はない。