すべての妊婦に２０万ウォンの電子バウチャー

来月１５日からすべての妊婦に、診察を受けたり分娩する際に現金と同様に使える２０万ウォン（約１万３０００円）相当の「電子バウチャー」が発給される。

出産にかかる個人負担を減らし出産率を高めるという趣旨によるもの。保健福祉家族部は１８日、このような内容の国民健康保険法施行令一部改正令案が閣議を通過したと明らかにした。

保健福祉家族部は来月１日から妊婦を対象に電子バウチャーの利用申し込みを受け付ける。１２月１５日を基準に、妊娠中の女性は胎児の月数に関係なく申し込めばよい。申し込んだ時点で妊娠９カ月の妊産婦もバウチャーにより分娩費用として２０万ウォンを使うことができる。

申し込む妊婦は全国の産婦人科で‘出産前の診療費支援申し込みと妊娠確認書’をもらい、国民健康保険公団の各支社や国民銀行の支店に持参する。電子バウチャーは国民銀行の口座につながったチェックカードや専用のクレジットカードのどちらかを選べる。信用問題でカードの発給が制限されている人はバウチャー機能だけのカードが発給される。電子バウチャーは保険適用の可否と関係なく、超音波検査、奇形判別検査、定期健診などすべての産前医療費を現金の代わりに使える。診察のたびに必要な金額が引かれていく。保健福祉家族部は、過度な医療費の支出を防ぐため、１日の最大使用金額を４万ウォンに制限した。産前診察で２０万ウォン全額を使わなければ、残金は分娩時に使うこともできる。