依然高い帝王切開率、５年間の病医院統計資料公開

【ソウル１７日聯合】外国に比べ韓国の帝王切開率の高さが問題点として指摘されるなか、健康保険審査評価院が１７日、全国１１５病医院の過去５年間の帝王切開率を公開した。産婦の健康を考慮し自然分娩（ぶんべん）が奨励されているものの、韓国の帝王切開率は昨年が３６．８％と、世界保健機関（ＷＨＯ）勧告水準（５～１５％）に比べ依然として高い。
　評価院の分析資料によると、５４の病医院が２００３年以降、高い自然分娩率を維持している。これに対し、６１の病医院では自然分娩危険度に比べ帝王切開率が高かったことが分かった。低帝王切開率を維持している病医院が多く分布する市・道は、京畿道（１０カ所）、ソウル市（９カ所）、光州市（８カ所）。蔚山市と済州道には１カ所もなかった。また、光州市、蔚山市、全羅南道は帝王切開率が高いまま維持された病医院が１カ所もなかった。。

　医療界は韓国の帝王切開率の高さについて、不十分な自然分娩医療費と医療事故を避けるための医療陣の防御的な対応を原因として挙げている。