韓国会社員の職務満足度54点…満足度１位の企業は？

大韓民国の会社員の幸せ指数を調査した結果、会社員の平均幸せ指数は１００点満点で４３点であることが分かった。また会社員は自分の仕事に対する自信はあるが、仕事を通じて自分が成長すると感じていないことが分かった。中央日報と会社員向けアプリのブラインドが会社員会員５万２９２４人（４９３２社）を対象に実施したオンライン調査の結果だ。

＃．会社員１０人に４人…職場で幸せでない

まず、この調査で会社員の「生活の幸せ」と「職場の満足度」に関する質問に対し、会社員１０人のうち４人が「現在の生活も職場内の満足度も幸せでない」（幸せでない＋全く幸せでない）と回答したことが分かった。生活も職場満足度も幸せ（非常に幸せ＋幸せ）と答えた会社員は１０人中３人だった。これを１００点満点に換算した結果、会社員の生活満足度は４３．５点、職場満足度は４２．７点となり、平均会社員の幸せ指数は１００点満点で４３．１点だった。

＃．職場生活の開始と同時に幸福度低下

これを年次別に見ると、年次が低い会社員の場合、入社から１年が過ぎれば生活と職場満足度ともに低下することが分かった。しかし職場内で代理級に該当する５年目に入れば生活と職場満足度ともに高まった。しかし年次が高まって幸福度が高まっても職場満足度は生活の幸福度に比べて相対的に低い。

＃．会社員の職務満足度５４点…「業務への自信」最も高く

また、会社員の幸福度に影響を及ぼすとされる３つ（職務満足度、職場内の関係、職場の文化）要因のうち８月のテーマの「職務満足度」と会社員の幸せ指数の相関関係を調査した。この調査で大韓民国の会社員の職務満足度平均は５３．９点だった。業務への自信（挑戦的な業務でも成功すると考える程度）は６１．８点で最も高く、業務自律性（仕事の方式を自律的に調節できると感じる程度）５０．３点、業務意味感（仕事を通じて成長していると感じる程度）４９．６などの順だった。

＃．会社員に幸せとは…仕事と自分が共に成長

会社員の生活の幸福度と満足度の間には高い相関関係（０．７７）があることが調査で分かった。特に業務の意味感（０．５７）は職場満足度と最も高い相関関係があった。すなわち職場で幸せになるためには、業務で成長していると感じることが最も重要ということだ。半面、会社員に比較的高くあらわれた業務への自信（０．２６）は業務での自律性（０．４８）や業務の意味感に比べて職場満足度との関連性が低い相関係数を示した。

＃．職務満足度高い企業…ＳＫイノベーションが全部門１位

では、大韓民国で在職者の職務満足度が最も高い企業はどこか。在職者の職務満足度が最も高い企業はＳＫイノベーションであることが分かった。ＳＫイノベーションは調査対象の３つの分野すべてで最も高い点数だった。同社は国内で最初の石油精製会社「大韓石油公社」としてスタートし、６０年ほどの歴史がある企業だが、「クールビズカジュアル」制度など自由な企業文化ですでに多くの機関の「働きやすい企業」１位のタイトルを獲得している。高い平均給与水準とさまざまな役職員福利厚生も職員の満足度を高める要因と分析される。