「ク・ハラさん暴行」チェ・ジョンボムさん、１審で執行猶予３年…「不法撮影は無罪」

歌手ク・ハラ（２８）さんを暴行して不法撮影した疑いで裁判にかけられた元恋人のチェ・ジョンボムさん（２８）が１審で懲役刑の執行猶予を言い渡された。

法曹界によると、２９日ソウル中央地裁刑事２０単独オ・トクシク部長判事は性暴行犯罪の処罰などに関する特例法違反および傷害などの疑いで起訴されたチェさんに対して懲役１年６カ月に執行猶予３年を言い渡した。

裁判所はチェさんがクさんに傷害を負わせた疑いについて「チェさんが先に別れを告知し、酒を飲んだまま被害者の住居地を訪れて寝ていた被害者を発見して起こし、相手方の行動と態度を指摘しながらひどい暴言を吐いて激しいケンカになったになった」として「当時出動した警察の写真などを見ると、被害者もひどく引っかいたようで、単なる防御や制圧を超えてともに暴力をふるったもので傷害が認められる」とした。

メディアに動画を公開しようとした疑いも「二人の間にあった差し迫った状況を見ると、チェさんが自身の身体に負った傷を見て腹が立って被害者に芸能人生活を終わらせてやると動画を情報提供すると言ったものと見られる」と判断した。

チェさんの財物損壊、傷害、脅迫、強要、性暴行犯罪など５つの疑いの中で被害者の裸体写真を同意なしに撮影した性暴行の疑いは無罪と判断した。裁判所は「被害者から明示的同意は得なかったが、被害者の意思に反したものではないと見られる」と判断した。

合わせて「チェさんが恋人と別れる過程で暴行、傷害を負わせて顔に傷を負うと腹が立って芸能メディアに情報提供して芸能人として命を断たせると脅迫し、呼び出してひざまずかせるなどの経緯からみると、非難の可能性が高く女性芸能人被害者に深刻な苦痛を与えた」と量刑理由を説明した。

これに先立ち、検察は先月２５日、結審公判でチェさんに対して懲役３年を求刑した。

疑いの中で財物損壊の事実だけを認めてきたチェさんは最後の供述で「男女関係、恋人関係のことなのにこんなに社会的に騒がせ、ここまで来ることになり多くの方々に申し訳ない」として善処を訴えた。

チェさんは昨年、クさんと互いに暴行をふるい、ともに撮影した性関係動画の流布を脅迫した疑いで裁判にかけられた。チェさんは広告企画会社の代表などを自身の前でひざまずくようクさんに求め、クさんに動画を伝送した後芸能メディアに情報提供するとメールを送ったことが分かった。