韓国旅行「コネスト」 破産した銀行のリストが「アート」になった…スーパーフレックス、釜山で個展。韓国の社会・文化ニュース
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破産した銀行のリストが「アート」になった…スーパーフレックス、釜山で個展

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あなた方は建築家なのか、映画監督なのか。それとも彫刻家なのか、画家なのか。

デンマーク出身の3人組のアーティスト集団「スーパーフレックス(SUPERFLEX)」がいつも聞かれるという質問だ。驚くべきことでもない。1993年にグループを結成して以来、今まで25年以上やってきた「仕事」が縦横無尽そのものだからだ。

2012年、彼らはデンマーク・コペンハーゲンの郊外都心に「スーパーキレン(SUPERKILEN)」という名前のパブリックアート公園を作った。かつてスラム街だった場所を文化空間として再生したこのプロジェクトは、スーパーフレックスが中心となりデンマークの建築家グループBIGと造園専門家が共同で参加した。

これだけではない。彼らはアフリカの住民のために、バイオガス・システムを作り「知識は共有されなければならない」と言ってビール製造レシピを共有するフリービール(FREE BEER)プロジェクトを行ってきた。

2017年には現代コミッション作家として英国ロンドンのテート・モダンの超大型展示場であるタービンホールに「1,2,3スイング!」というタイトルの大規模なブランコを設置した。「1,2,3スイング!」は5月に韓国内の坡州都羅山(パジュ・トラサン)展望台にも小規模で設置された。必ず3人が力を合わせないと動かないこのブランコは「コラボレーション」の重要性を強調した独特のパブリックアート作品だ。

最近釜山(プサン)で「ヒップ・プレイス(最新流行地域)」に選ばれる望美洞(マンミドン)の文化芸術空間F1963。ここに位置する国際ギャラリー釜山店でスーパーフレックスの個展が開かれている。タイトルは「私達も夢の中では計画がある(In our dreams we have a plan)」。やはり今回の展示も非凡だ。金融危機・破産銀行・ビットコインなどを素材に「経済」の話を扱っている。

まず彼らは展示場の一方の壁面を2008年の世界金融危機以降に破産した銀行とそれを買収した機関の名前でぎっしり満たした。17枚に及ぶ黒いパネルにグレーで書かれた文字、その形態がどう見ても巨大な墓碑銘のようだ。戦場で命を失った兵士たちの名前がありそうな場所に、今では「歴史」になった銀行の名前が書かれている。タイトルも「破産した銀行(Bankrupt Banks)」だ。

展示場で会ったスーパーフレックスの2人のメンバー、ヤコブ・フィンガー氏(51)とブビョルンスティエルネ・クリスチャンセン氏(50)は「これは金融危機後の世界金融界で起きた構造調整の年代記」とし「ここに韓国の銀行名も複数目に入る。資料調査をして予想より破産銀行がとても多いことを知った」と話した。

「破産した銀行の作品はもっとある。これらの銀行のロゴを描いた絵画だ。皮肉なことに、かつて「信頼」の象徴として使われたロゴが今は本来の領域での意味を失ってギャラリースペースの「ミニマル抽象画」として残った。彼らが「失敗した権力構造の肖像」と呼ぶものだ。スーパーフレックスの話を更に聞いてみた。

――破産した銀行のリストとロゴをギャラリーで見ることになるとは思わなかった。

「私達は社会の葛藤に関心が高い。『経済』は私達が20年間集中的に扱ってきたテーマだったが、特に2008年の『世界金融危機』事件を目の当たりにした後、権力と資本についてより多くの関心を注ぐことになった」

――25年間「経済」の話を扱ってきた理由は。

「私達の暮らしには経済と関わりのないものはない。私達はこの経済が転がっていくシステムを知っていると思うが、実際はそうではない。社会の巨大権力が私達の生活の中でどのように作動するか示したかった。私達が探求した金融の現実を視覚的に具現化することも私達の重要なプロジェクトだ」

――破産銀行のロゴを活用してもいいのか。

「これは公共の資産であり、今はその機関が他の機関に買収されて消えた状態だから問題ないと判断した。もし誰かが問題視するなら一緒に議論する意向がある。銀行のロゴは繁栄のための人間の夢、自信感、相互間の信頼などの意味が込められている。しかし、その約束は壊れ、これらはもはや役に立たなくなった」

――海面高度、仮想通貨ビットコインの価格騰落グラフを素材に作品を作ったが。

「現在、我々人類は新自由主義がユートピアをもたらすだろうという幻想からまだ抜け出せずにいる。ビットコインも過去の金融危機のように、いつ弾けるかわからない泡かもしれない」

――「コラボレーション」を固守してきた理由は。

「本当のアーティストは『スーパーフレックス』という集団だ。私達3人のメンバーはスーパーフレックスの従属体にすぎない。私達は『コラボレーション』の価値と『集団の力(Collective Power)』を信じている」

――合同で作業すれば衝突することもあるのではないか。

「私達のチームの強みはまさに常に葛藤と緊張があるという点だ。誰1人牛耳ることはできない。このような緊張と葛藤が作品に表現されているのが好きだ」

――最後の質問だ。作品をなぜ「ツール」と呼ぶのか。あなたは社会活動家なのか。

「必ずギャラリーや美術館にあってはじめて『作品』になるのではない。コレクターの収集対象となるかもしれないし、誰かによって生活の中で使われる可能性もある。私達の役割は、人々を作品の中に招き、一緒に考えようと提案することだ。そのような点から私達の仕事はアイデアであると同時にプロジェクトであり、ツールだ。私達は境界を壊し作家の新しいモデルを作っていきたい」

展示は10月27日まで。
COPYRIGHTⓒ 中央日報日本語版  2019年08月19日 14:38
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