ビッグバンのT.O.P　兵役終える

【ソウル聯合ニュース】韓国の人気グループ、ＢＩＧＢＡＮＧ（ビッグバン）のメンバー、Ｔ．Ｏ．Ｐ（トップ）さん（３１）が６日、兵役の義務を終えた。

Ｔ．Ｏ．Ｐさんはソウル市竜山区所属の社会服務要員（兵役代替服務制度の一つ）として勤務した。勤務先の竜山工芸館の前には朝早くから国内外のファンが駆け付け、Ｔ．Ｏ．Ｐさんの勤務が終わる時間まで待った。

　しかし、Ｔ．Ｏ．Ｐさんはファンの前に姿を現さず、駐車場から車に乗り工芸館を後にした。所属事務所のＹＧエンターテインメントは前日、工芸館の訪問客に迷惑がかからないようにしたいというＴ．Ｏ．Ｐさんの希望により、ファンへのあいさつの時間を別途に設けるのは難しいと説明していた。

　Ｔ．Ｏ．Ｐさんは２０１７年２月に兵役に就いた。軍で服務する代わりに警察で勤務する義務警察としてソウルの江南警察署に配属されたが同年６月、麻薬管理法違反の罪に問われ在宅のまま起訴され、７月の判決公判で懲役１０カ月、執行猶予２年が言い渡された。

　判決を受け、ソウル地方警察庁の受刑者再服務適否審査委員会は、Ｔ．Ｏ．Ｐさんが再び義務警察として服務するのが適切かどうか審査を行い、不適切の判定を下すとともに、Ｔ．Ｏ．Ｐさんの服務転換を陸軍本部に要請。要請が受け入れられ、社会服務要員として勤務することが決まった。昨年１月２６日から同工芸館で勤務した。

　今年３月にはほかの要員より３倍以上の病気休暇を使い特別扱いを受けているとの指摘を受けたりもしたが、当時、Ｔ．Ｏ．Ｐさんはパニック障害の治療のためだったと釈明した。

　Ｔ．Ｏ．ＰさんはＢＩＧＢＡＮＧのメンバーのうち最初に兵役を終え、今後の活動にも注目が集まっている。

　メンバーのＧ－ＤＲＡＧＯＮ（ジードラゴン）さん、ＳＯＬ（ソル）さん、Ｄ－ＬＩＴＥ（ディライト）さんは現役兵として服務中だ。元メンバーのイ・スンヒョン（引退前の芸名Ｖ．Ｉ）さんは暴行や薬物取引、性犯罪、警察との癒着など数々の犯罪の疑いが浮上したソウルのクラブ「バーニングサン」の実際の所有者だった疑惑や海外投資家への性接待仲介疑惑に絡み売春あっせんなどの容疑者として立件され、３月に芸能界引退を発表した。