薬物使用容疑のユチョンさん　芸能界引退＝所属事務所が契約解除

【ソウル聯合ニュース】薬物を使用した疑いがもたれている韓国人気グループ、ＪＹＪメンバーのユチョンさん（３２）について、所属事務所のＣ－ＪｅＳエンターテインメントは２４日、「ユチョンとの信頼関係を回復できないと判断し、専属契約の解除を決定した」と発表した。

ユチョンさんは、薬物を使用した容疑で逮捕・送検された元交際相手のファン・ハナ容疑者と年初に覚せい剤を購入し、同容疑者の自宅などで使用した疑いがもたれている。ユチョンさんの体毛を国立科学捜査研究院が鑑定した結果、足の毛から覚せい剤の成分が検出されたことが２３日に明らかになった。

　Ｃ－ＪｅＳエンターテインメントは、ユチョンさんの潔白主張を信じて捜査を見守っていたが、薬物の陽性反応が出たことを報道で知ったとし、「惨めな気持ちだ」と伝えた。また「ユチョンは記者会見で述べた通りに芸能界を引退する。今後の全てのスケジュールをキャンセルし、司法の決定に従う」と強調した。

　検察は２３日、ユチョンさんについて麻薬類管理に関する法律違反の容疑で裁判所に事前拘束令状を請求した。同令状は逮捕状の請求前に容疑者の身柄を確保できるようにするためのもの。令状の発付可否を決める審査は２６日午後に行われる。