「警察と関係ない」と言っていたチェ・ジョンフンさん「親交あった」

警察との癒着疑惑を否定していた韓国ロックバンドＦＴＩＳＬＡＮＤ（エフティーアイランド）の元メンバーのチェ・ジョンフンさんが、Ｙ総警と親交があったことを自ら告白した。

１８日のＳＢＳ（ソウル放送）『８ニュース』では、ユリホールディングスのＹ代表の警察癒着疑惑に対して尋ねるとＹ総警に言及するチェさんの声が放送された。今月２日、今回の事件が大々的に報道される前、記者との電話インタビューでチェさんは直接Ｙ総警の存在を具体的に言及していた。

チェさんは「警察側にトップライン？　そうだ。（ユ代表と）知り合いのようだ」としながら自身のスマートフォンに保存されたＹ総警の写真を送った。続いて「（Ｙ総警と）一度、ゴルフをご一緒したことがある。聞くところによると、青瓦台（チョンワデ、大統領府）にいらっしゃると、警察の経歴があると。ある程度の位にいらっしゃるから青瓦台に行ったのではないだろうか」としながらＹ代表とともにＹ総警、Ｙ総警夫人と一緒にゴルフをしたことを明らかにした。チェさんはマレーシアで勤務中のＹ総警夫人のために現地で開かれるＫ－ＰＯＰ公演のチケットまで購入してプレゼントしたという。チェさんは「（Ｙ総警が）青瓦台にいらっしゃった方だ、位の高い方だと。Ｙ総警の相手をちゃんとするように（Ｙ代表が）言った」とも話した。

これに先立ち、『８ニュース』は１７日の放送でＢＩＧＢＡＮＧ（ビッグバン）の元メンバーのＶ．Ｉ（ヴィアイ）さん、チョン・ジュニョンさん、チェさん、ユリホールディングスのＹ代表らが参加したグループチャットでＹ総警に対する話が行き来し、全員Ｙ総警の存在を知っていたと報じていた。当時、メンバーの一人からＹ総警の写真を受け取り、Ｙ総警が青瓦台に勤務していたという事実やＹ代表とゴルフをする関係だったという点もメンバーが知っていたと付け加えた。写真を送り、このような話をしたのはこのチェさんだった。

チェさんのこのような発言は警察の取り調べ後に取材陣に話した立場とは異なる。チェさんは１７日午前、２１時間にわたる警察の取り調べを終えて出てきたときに「（Ｙ総警と）関係ない」と答えていた。飲酒運転などの犯罪疑惑をもみ消すために金品を渡したのかと聞く質問も否定していた。

チョンさんと違法撮影映像を共有して流布した疑惑がもたれているチェさんは性暴力犯罪処罰などに関する特例法違反に対して被疑者として警察の取り調べを受けている。そのうえ、過去に飲酒運転をしたがマスコミの報道をかわそうと警察と癒着した疑惑で論争の中心に立った。一緒にゴルフをしたというＹ総警と違法行為を行っていたのかどうか、その真実が明るみになるかどうか関心が集まっている。

チェさんは今回の事件によってＦＴＩＳＬＡＮＤから脱退し、芸能活動を中断した状態だ。